2008.02.15

【研究に役立つウェブサイト】国立国会図書館:テーマ別調べ方案内

 昨年から紹介が続いている【研究に役立つウェブサイト】ですが、国立国会図書館に関係するサイトがいくつか紹介されています。

国立国会図書館 蔵書検索・申込システム by 坂本さん
 NDL-OPAC 国立国会図書館 蔵書検索・申込システム
 http://opac.ndl.go.jp/index.html

時の紡ぎを残すこと by 林さん
 国立国会図書館デジタルアーカイブポータル
 http://porta.ndl.go.jp/


 今回も再び、国立国会図書館サイトからの紹介です。
テーマ別調べ方案内
 http://www.ndl.go.jp/jp/data/theme.html

 この”テーマ別調べ方案内”のページでは、「テーマ」あるいは、「特色ある資料群」ごとに、調べるためのツールの紹介や、関連する機関の紹介などを行っています。例えば教育統計というテーマのページには、教育統計を調べるための統計書にはどんなものがあり、どうやって入手できるのかといったことが紹介されています。また、子どもの学習費の統計が知りたい場合には、文部科学省のホームページの子どもの学習費調査にて入手することができ、そこでは公立、私立の幼・小・中・高の幼児・児童・生徒を対象に、学校教育費、学校外活動費のために支出した経費、およびそれらの内訳(支出項目)等が学校種類別に掲載されている、などの紹介があります。


 研究、特に教育にまつわる研究は、社会の現状や問題をも考えていく必要があると思いますが、欲しいデータを実際に見つけるのには結構苦労します。そんなときに頼りになるのがこのサイト。欲しいデータを探すヒントを得ることができるのです。自分の修士の研究の際には、幼児を対象にした開発研究を行ったのですが、そうした場合、やはり幼児のコンピュータ使用にまつわる現状や諸問題を見る必要がありました。しかし、実際には、どうやってそんな情報を知る事が出来るのか、さっぱり分かりませんでした。

 そこで、本サイトの教育産業に関する主要インターネット情報源の紹介から、
  →Benesse教育研究開発センターのHP を発見
  →第3回幼児の生活アンケート・国内調査 速報版 (2005年10月発刊) を発見
  →第5「節家にあるもの」の中で「パソコンの使用頻度」の10年比較 を発見
というプロセスを経て情報にたどり着く事が出来ました。

 今後は、どのような統計による資料があり、どのような事が分かるのか?について、普段から少しずつ気にしていく必要があると考えています。また、これらの情報は、研究だけでなく、”世の中の大抵の人は○○○だ。”という既成概念が果たして本当に事実であるのかを知るデータ取得への貴重な情報源になると思います。


[佐藤朝美]

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