2007.12.20

【研究に役立つウェブサイト】大学図書館以外も使おう

私は、とても本が好きです。

壁が一面本棚、という家庭で育ったというのも理由の一つだと思います。
しかしながら、おそらく私の読書好きを支えている大きなものとして、小学校で受けた教育があったように思います。

私は私立の小学校に通っていました。
その学校にはかなり充実した図書室があり、そこには専属の司書の先生がいらっしゃいました。
彼女はもう定年直前というベテランでした。
私は、その方に小1から小5まで、週に1回、「読書」という授業をしていただいていました。
国語の授業と同じように、本を読んで感想文を書くなどということもしていましたが、根本に、図書館の使い方、という内容があったのが印象的でした。
なぜ、目録が存在するのか、ですとか、なぜ、貸し出しの記録をとるのかといったことから、本の扱い方、出版のしくみなども習いました。
今、学習環境のデザインに関する研究をしていく中で、当時の授業に関する教育的な意味が少し理解できるようになってきました。目録は、今日でのインターネットをはじめとする検索、情報リテラシーにつながりますし、個人の貸し出し記録はポートフォリオという考え方と符合します。

そんな風に思いながら、大学院入学以来ご無沙汰していた公立図書館や専門図書館なども利用するようになっている今日この頃です。

Jcross
http://www.jcross.com/

Jcrossではインターネットに公開されている図書館サイト・古本サイト等の蔵書検索(OPAC等)を、館種・システムを問わず(どのメーカーのものでも)同時に横断して検索することができます(無料公開)。

リアルタイムに公開OPAC等に対して検索をかけているので、検索実行時点での各図書館サイト・古本サイトの公開された書誌・所蔵情報を知る事ができます。

図書館の蔵書検索や古書情報の検索など、本の検索を一度にやってしまいたい、といった時に非常に便利です。
私はよくこれを使って絶版本を探しています。

また、私は自分の専門である本を探すとき美術図書館横断検索も利用します。

美術図書館横断検索
http://alc.opac.jp/

特殊な環境にいる人だけではなく、全ての人に本が身近なものになるため、様々な図書館活動がなされていいます。
これらは研究にも多いに利用できると思います。

【森 玲奈】

PAGE TOP