2007.09.04

【エッセイ】Team-Based Learning

最近、医学教育の世界でTeam-Based Learningがはやりはじめているそうです。
一般的な高等教育の文脈ではあまり聞かない言葉なので、調べてみました。

Team-Based Learningは、 当時オクラホマ大学で教鞭をとっていたDr. Larry K. Michaelsenが開発したグループ学習の方法です。もともと経営系の授業で行われていましたが、現在は医学教育において広く活用されています。

個人で学習した後、6-8名の小集団に分かれ、最後にクラスで共有するというスタイルで、大講義室でも行いやすいというメリットがあります。下の映像を見ていただくと、様子がわかると思います。

・医学教育におけるTBL(映像)
http://www.bcm.edu/fac-ed/realvideo_public/TLPromo042302.ram

基本的には、協調学習やアクティブラーニングの一種だと考えることができますが、チームで学習や作業ができること自体を評価に加えるなど、グループでパフォーマンスを発揮すること自体を教育目的に加えているところがユニークな点です。KALSのような協調学習教室を整備する前に、協調的活動の重要性を理解してもらうための方法としても使えるかもしれません。

・Team-Based Learning Collaborative
http://www.tlcollaborative.org/Index.htm

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