2007.09.24

【エッセイ】学会発表と同時多発的な動き

恒例になっている、秋の教育工学会が終わりました。
今年は、シンポジウム1B 「実践研究をどのようにデザインし、論文にまとめるか」(論文はこちら) と、ポスターセッション「教養教育アクティブラーニングのためのIT支援型教室 -駒場アクティブラーニングスタジオのデザイン」(論文はこちら) で発表しました。会場に足を運んでいただいたみなさま、ありがとうございました。
司会の木原先生の名裁きで本質的な議論ができたシンポジウム1Bもおもしろかったのですが、教育工学会では初めて本格的に展開されたポスターセッションが印象に残りました。
私は、駒場キャンパスに開設された新しい教室「駒場アクティブラーニングスタジオ(KALS)」のデザインについて発表したのですが、来てくださった多くの方々から、「自分たちもちょうどこういう教室を作りたいと思っていたところだ」という話を聞きました。(えらい人たちをどうやって説得するかで悩んでいるという話が一番多かったです。)新しいムーブメントが起こるときにはこういう同時多発的な動きがたくさんでてきます。今後、KALSのような教室が日本各地にたくさん開設されると思いますが、この発表が少しでもその参考になればと思っています。

[山内 祐平]

PAGE TOP