2007.08.21
BEATで開発してきたMonogatariシステムの実験運用が神奈川県立生命の星地球博物館で始まりました。学環研究員の久松さん、BEAT助教の北村さん、大学院生の平野さんと私の4名で動かしているプロジェクトです。
Monogatariは、持ち方によってモノが語りを変えるというシステムです。三葉虫の化石レプリカにRFIDを埋め込み、指輪型アンテナを用いて化石レプリカの持ち方を判定し,持ち方に対応した映像コンテンツを提示します。
8月16日に、生命の星地球博物館で一般のお客様に使っていただくことができました。待ち行列ができるほど人気があったので、少し安心しました。
実際のユーザーに触ってもらって改良するというプロセスは、形成的評価 (Formative Evaluation) とよばれ、非常に重要です。この日も人によってセンサーの感度にばらつきがあったり、箱が塗料のにおいでくさい(笑)など、いろいろなフィードバックがありました。
システムを改良して、9月には第2弾の評価を行う予定です。
[山内 祐平]