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2/18 開催
第6回 ラーニングフルエイジング研究会
「ヘルスリテラシーと意思決定支援」
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ヘルスリテラシーとは最近の定義では、「健康情報を獲得し、理解し、評価し、活用するための知識、意欲、能力であり、それによって、日常生活におけるヘルスケア、疾病予防、ヘルスプロモーションについて判断したり意思決定をしたりして、生涯を通じて生活の質を維持・向上させることができるもの」(Sørensenら,2012)とされています。
最近では、ヨーロッパと比較した日本の調査では、日本人のヘルスリテラシーがかなり低いことが示されました。また、高齢者にとってインターネット利用とさまざまな社会活動、特に文化的な活動に参加することは、健康管理に必要なヘルスリテラシーを維持するのに効果的であるという研究が世界で話題を呼びました。ヘルスリテラシーは加齢とともに失われていきますが、インターネットや社会参加によりそれを抑えることができる可能性があるということです。
このヘルスリテラシーの中身は何か、その向上のための要因は何か、よりよい意思決定はどうすれば可能なのかなどについて皆さんと検討していきたいと考えております。
お申し込みをお待ちしております。
■ゲストプロフィール
中山和弘(聖路加国際大学(旧聖路加看護大学)教授)
東京大学大学院医学系研究科博士課程(保健学専攻)修了。専門 保健医療社会学、看護情報学。
≪主な著書≫
健康と医療の社会学(共著)
健康観の転換 -新しい健康理論の展開-(共著)
生活・労働・環境問題 《保健社会学II》(共著)
患者中心の意思決定支援―納得して決めるためのケア(編著)
市民のための健康情報学入門(編著)
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■日時:2015年2月18日(水)18:00-20:00
■場所:東京大学大学院情報学環・福武ホール
地下2階ラーニングスタジオ1
(http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access/)
■定員:20名(先着)
■参加費:無料
■お申込み方法
http://goo.gl/forms/X6rLZQaHEa
からフォーム記入でお申し込みください
■お申込み締切
2015年2月10日(火)
■お問い合わせ先
ラーニングフルエイジング研究会 運営事務局(宮田舞/東京大学大学院学際情報学府)
Mail: (※[at]を@に変えてお送りください)
learningful.ageing[at]gmail.com
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■ラーニングフルエイジング研究会とは?
この研究会は、ミネルヴァ書房から2015年度刊行予定の書籍『ラーニングフルエイジング:超高齢社会における学びの可能性』との連動企画です。
本書では、死ぬまで学び続け成長する存在として高齢者を位置づけ、高齢者特有の学習課題に焦点を当てます。そして、多様な高齢者像の視点に立ちながら、高齢者の学習にはどのような方法をとりうるか、国内外の豊富な取材事例を盛り込みながら、研究者・実務家との領域横断的な議論で検討することを試みます。
この研究プロジェクトは、東京大学大学院 情報学環・福武ホールと医療法人医凰会との共同研究の一環として開催しています。
(企画責任者:森玲奈/帝京大学高等教育開発センター講師・東京大学大学院情報学環客員研究員)