UTalk / 演劇を学問するとは?ーポストドラマ演劇から考えるー

針貝 真理子

総合文化研究科 准教授

第213回

演劇を学問するとは?ーポストドラマ演劇から考えるー

12月のUTalkは演劇学がご専門の針貝真理子さん(大学院総合文化研究科 超域文化科学専攻 准教授)をお迎えします。2025年現在の日本国内を見渡すだけでも、歌舞伎や能・狂言から新劇、ミュージカル、そして2.5次元舞台と、幅広いジャンルの演劇作品が上演されていますが、針貝さんが主な研究対象としているのがドイツ語圏の「ポストドラマ演劇」。学生時代は演劇に興味がなかった針貝さんが「こういうのも演劇なんだ!」と気づくきっかけになった演劇のあたらしいかたちです。では針貝さんはどのように演劇を”学問”しているのでしょうか?ポストドラマ演劇の作品群についてお話しいただきながら、戯曲の分析や作品の批評とも異なる「演劇学」の世界をのぞいてみませんか。普段劇場に足を運ばれる方はもちろん、演劇が苦手…という方こそ、新たな発見があるかもしれません。