UTalk / 犯罪の自己責任論を考えてみる

山岡あゆち

教養学部附属教養教育高度化機構 特任講師

第214回

犯罪の自己責任論を考えてみる

ーどういう社会でありたいか?ー

今回のUTalkは司法福祉がご専門の山岡あゆちさん(教養学部附属教養教育高度化機構 社会連携部門 特任講師)をお迎えします。山岡さんは法務省で受刑者に関わった経験をもとに、受刑者の就労について研究をなさっています。犯罪が起きたとき、私たちは自分がその被害者ではなくともなぜ犯罪者に対して〈罰〉を強く求めることがあるのでしょうか。あるいは、なぜ〈罰以外の可能性〉を考えにくいのでしょうか。「犯罪をどう扱うかを考えることは、自分たちの社会がどうありたいかを考えること」と語る山岡さん。罪を犯すことは私たちの日常から遠く離れた行為なのか。罪を犯す理由を個人の責任に帰す社会で良いのか。犯罪者の社会復帰はどうあるべきかーー容易に答えの出ない問いですが、山岡さんと一緒に少しだけ考えてみませんか。皆さんのご参加をお待ちしております。

※トークの中で一部トラウマや犯罪行為の描写などセンシティブなテーマを扱います。気分が悪くなられる方がいらっしゃるかもしれませんのでご注意ください。