UTalk / メンタルヘルスケア・精神医療の「人権モデル」

石原孝二

総合文化研究科広域科学専攻 教授

第191回

メンタルヘルスケア・精神医療の「人権モデル」

2月のUTalkは精神医療の哲学を専門とする石原孝二さん(総合文化研究科広域科学専攻 教授)をお迎えします。現在の日本の精神医療では、子どもへの向精神薬の投与や認知症の方の入院の増加、身体拘束率の高さなどがあり、身近なところで「意思決定能力」が否定され、人権が制限される事態が起きているといいます。新型コロナウイルス感染症の際には行動制限などをめぐって様々な議論が引き起こされたのに対し、精神医療となると「自分ごと」として捉えられにくい状況があります。石原さんにはこうした社会の現状を整理いただいたうえで、新しいメンタルヘルスケア・精神医療の潮流としての「人権モデル」の考え方についてご紹介いただきます。みなさまの参加をお待ちしています。

2月UTalkでは、その場の様子をまとめた開催記録がUTalk公式サイトだけでなく、UTalkアシスタントの加藤千遥さんによる修了研究(大学院総合文化研究科 科学技術インタープリター養成プログラム)においても公表される予定です。なお、個人が特定される情報は記録いたしません。ご了承の上、お申し込みいただけますと幸いです。