UTalk / まちは暴力を予防できるか?

古賀千絵

先端科学技術研究センター 特任助教

第184回

まちは暴力を予防できるか?

7月のUTalkは社会疫学を専門とする古賀千絵さん(先端科学技術研究センター 特任助教)をお迎えします。いじめ、虐待、重度犯罪……人が暴力を振るってしまうとき、その要因はどこにあるでしょうか。古賀さんは社会疫学の立場から、原因を個人の問題に求めるのではなく、社会・環境の問題、「暴力の社会的決定要因」に注目されています。ストレスを感じてしまう境遇から、つながりが絶たれることによる孤立感まで、人を暴力に向かわせてしまう要因は様々に存在します。そのような境遇になれば、誰しもが暴力を振るうリスクがあるかもしれない。逆に、もし環境を改善し、原因となる要因を減らせれば、暴力を未然に防げるかもしれない。こうしたビジョンのもと古賀さんがこれまで取り組んできた研究と今後の展望についておうかがいします。みなさまのご参加をお待ちしています。