UTalk / 生物はなぜ老化し、そして死ぬのか?

小林武彦

東京大学定量生命科学研究所・教授

生物はなぜ老化し、そして死ぬのか?

小林武彦さん(東京大学定量生命科学研究所・教授)は老化のメカニズムや生命の連続性の研究をしています。地球上には約800万種の生物が存在しますが、それらは例外なく死ぬ運命にあります。言い方を変えれば、「死ぬもの」だから「生きもの=生物」なのかもしれません。ではなぜ死ななければならないのでしょうか?「死」は生物を作り出した「進化」と深い関係があると小林さんは考えています。進化とは多様性を創出する「変化」と環境に適したものが生き残る「選択」の繰り返しです。この「死ぬ」という性質も進化の結果できたのでしょうか。もしそうなら、何か有利な点があったのでしょうか?また、必ず死ぬにも関わらず、私たちはなぜ死を恐れるのでしょうか?死なないAIとの比較などで、死ぬことの意味について考えてみましょう。

なお、カフェで研究者に直接出会うというUTalkの趣旨から、原則としてUTcafeでの対面開催とさせていただきます。YouTube Liveを用いたオンライン視聴方法も用意いたしますが、ぜひカフェにお越しいただければ幸いです。