UTalk / 小さな孔で世界を変える

伊與木健太

工学系研究科 講師

小さな孔で世界を変える

1月のUTalkは化学工学を専門とする伊與木健太さん(工学系研究科 講師)にお話しいただきます。私達の身の回りの空気中や水中には、目に見えないほど小さな分子やイオンがたくさんいます。望ましいものであれば構いませんが、増え続ける温室効果ガスや私達に有害なものなどはできるだけ取り除きたいですよね。これらを思い通りに捕まえたり、別の有用なものに変換したりといったことを目指す時に鍵となる材料に多孔質材料があります。多孔質材料は小さな孔がたくさんあいた材料ですが、どれくらい小さいのでしょうか。伊與木さんが研究しているゼオライトという多孔質材料には100万分の1ミリメートル以下の孔が大きさを揃えてずらっとあいているそうです。しかも、ゼオライトは特別なものばかりではなく、実は身の回りにもあると言います。今回はそんな材料を作るところから使うところまで、緻密な作業からスケールの大きな応用まで及ぶ工学研究について、お話を伺います。みなさまのご参加お待ちしています。

なお、新型コロナウイルスの影響を鑑みまして、今回のUTalk開催はZoomを用いたオンラインのみでの開催とさせていただきます。ZOOMへアクセスするためのURLやパスワードにつきましては、申し込みいただいたみなさまにメールでご案内いたします。