UTalk / 古代ギリシア彫刻のつくりかた

芳賀京子

人文社会系研究科 次世代人文学開発センター 准教授

第152回

古代ギリシア彫刻のつくりかた

11月のUTalkは美術史がご専門の芳賀京子さん(人文社会系研究科 次世代人文学開発センター 准教授)をお迎えします。美術史研究では古代の彫刻を誰がどのようにつくったのかという問いは根本的な問題ですが、近年では従来の様式論のみの研究は行き詰まりの状態にあったといいます。彫刻を目で観察したり文献を読みこんだりしても史料の制約から決定的な結論が得られず、「作者が分からなくてもしょうがない」という風潮さえあったとか。そんな中、芳賀さんは古代の彫刻を3Dスキャンすることでデータ化し、高い精度で形状を比較する研究を進められています。それによって古代ギリシアの工房で「型」がどれくらい使いまわされていたのかなど、これまで分からなかった具体的な彫刻のつくりかたが見えてくるといいます。情報技術を活用した新しい人文学の姿をうかがってみませんか。みなさまのご参加をお待ちしております。

 

なお、今回のUTalkは対面・オンラインのハイブリッド開催とさせていただきます。申込みの際に「対面(会場UTcafe、定員5名、参加費500円)」か「オンライン(会場Zoom、定員なし、参加費無料)」のどちらで参加を希望するかご指定ください。オンライン参加は対面開催の中継を視聴いただく形になりますが、Zoomの通話・チャット機能等を活用して会話にもご参加いただけます。

対面への申込みが多数の場合は抽選となりますが、落選された場合でもオンラインで参加いただけます。オンライン(Zoom)へアクセスするためのURLやパスワードにつきましては、オンライン参加に申込みいただいたみなさまにメールでご案内いたします。