UTalk / 化石と遺伝子で探る脊椎動物進化史

平沢達矢

理学系研究科 准教授

第148回

化石と遺伝子で探る脊椎動物進化史

7月のUTalkは、脊椎動物の古生物学と進化発生学を専門とする平沢達矢さん(理学系研究科 准教授)をお迎えします。恐竜など古生物の姿かたちや生態は、化石を現在生きている生物と比べることで復元されます。そのため、「現在は過去を解く鍵である」と言われることもあります。しかし、一方で、平沢さんによると、過去は現在を解く鍵でもあるのです。たとえば、横隔膜。これは私たち哺乳類にしかない筋肉で、他の筋肉と異なり内臓を仕切る位置にあります。なぜ哺乳類だけでそのような構造ができるのか、その解明を進めるためには現在の動物についての発生学研究に加えて、大昔の動物の化石からの情報も必要でした。化石と胚発生を同時に研究していくとどんなことが見えてくるのでしょうか? みなさまのご参加お待ちしています。

なお、新型コロナウイルスの影響を鑑みまして、しばらくの期間対面でのUTalk開催を控え、代わりにオンライン会議システム「ZOOM」を用いて遠隔でUTalkを開催することになりました。ZOOMへアクセスするためのURLやパスワードにつきましては、申し込みいただいたみなさまにメールでご案内いたします。