UTalk / マッコウクジラ目線で調べる行動

青木かがり

大気海洋研究所 助教

第147回

マッコウクジラ目線で調べる行動

6月のUTalkは、鯨類の行動生態を専門とする青木かがりさん(大気海洋研究所 助教)をお迎えします。マッコウクジラは私たちの誰もが知っている巨大海洋生物ですが、実は彼らが海の中でどのように暮らしているのか、特に深海でどのような行動をしているのかは謎につつまれていました。海の中の暮らしは見えないという明白な事実。この事実を乗り越えるため青木さんが取った戦略とは、マッコウクジラの体にカメラと記録計を取り付けるという「バイオロギング」でした。これによってマッコウクジラ目線からクジラの睡眠や食事のあり方が見えてきており、さらにはダイオウイカとどのように格闘しているのかも明らかになると期待されています。その一方で、バイオロギングのための機材開発やクジラへの取り付けには多くの苦労も伴いました。そんな研究の挑戦と魅力についてうかがいます。 みなさまのご参加お待ちしています。

なお、新型コロナウイルスの影響を鑑みまして、しばらくの期間対面でのUTalk開催を控え、代わりにオンライン会議システム「ZOOM」を用いて遠隔でUTalkを開催することになりました。ZOOMへアクセスするためのURLやパスワードにつきましては、申し込みいただいたみなさまにメールでご案内いたします。