UTalk Report

重田 勝介

大学総合教育研究センター・特任助教

メディアが大学を開く

ITを活用した社会とのつながりのデザイン

U-Talk Report

概要

 大学での研究や教育と言ったとき、みなさまはどんな光景をイメージされるでしょうか? 階段教室での難しい講義、実験室での難しい研究...。どう しても、いかめしい感じ、難しい感じがしてしまうかもしれません。そんな大学のイメージが社会と大学との距離を実際以上に遠いものにしていたとしたら、それはとても残念なことです。  このUTalkも大学と社会との間の架け橋になれたらと思っていますが、6月のUTalkでは、ITを活用して、そうした社会との「つながり」のデザイン に取り組んでおられる重田勝介さん(大学総合教育研究センター・特任助教)に、大学をもっと開かれたものにしていくための活動について、お話をしていただき ます。

6 月のUTalkには、大学総合教育研究センター・特任助教の重田勝介さんにお越しいただき、大学を社会に開くために日頃から取り組んでおられる活動や、社会とつなぐためのITメディアのお話をしていただきました。
 
 近くに住んでいても大学には行きづらい。大学ってどんなことしているのだろう。
 まずは、そんな距離を埋める方法として、東京大学が取り組んでいる「TODAITV」と「東大ポッドキャスト」の紹介をしていただきました。この2つは、どちらも東京大学での公開講座や普段の講義などを動画と音声を使って配信するサービス で、一般人の方にも聞けるようになっています。重田さんは実際に自分のiPodを持ってきてその場で東京大学の講義を流してくださり、土曜日の昼下がり、 カフェでコーヒーを飲みながらみんなで大学の講義を聞いている、そんな不思議な空間を作って下さいました。
 次に重田さんは「東大ナビ」についても紹介 していただきました。これは、特に自分からシンポジウムなどを聞きに行く習慣を持っていない大学生を対象にして、大学で行われている様々なイベントを携帯 で知らせてくれるサービスです。QRコードでアクセスするだけですぐに見られるということで、参加者のみなさんは早速ご自分の携帯でサイトを開いたり、登 録をしたりして、東京大学の情報を見ていました。
 
 「大学って大学だけのものじゃない」「大学に外からの視点を入れるのは、大学自体の活性化にもつながるんですよ」
 そう話した重田さんに、参加者のみなさんからは、
「講義を流すだけじゃ一方的なので、もっと双方向的にしてほしい」
「もっと一瞬で講義を聞くきっかけみたいなものがほしい」
「あんまり巨大化しすぎると欲しい情報が探しにくくなってしまう」
「UTalkは一般の方もどうぞと書かれているから、毎回気軽に参加できて楽しいです。シンポジウムなども、これは専門的、これは一般向け、というように頭につけてくれると参加しやすい」
と、火がついたようにどんどん意見が出てきて、どうしたら改善できるかという話が、イベントが終わった後も続いていました。

 ITメディアを使って大学が社会に一歩踏み出し、社会の意見を聞きながらさらに良くなっていく。今回のUTalkが、「ITを活用した社会とのつな がりのデザイン」を実現しているひとつの場になっていたんだなと思いました。本日は貴重な時間を作ってくださった重田さん、参加者のみなさま、本当にあり がとうございました。

[アシスタント:池尻良平]

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