UTalk Report

影浦 峡

教育学研究科・准教授

言葉のしくみ

脳・認知から離れて

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概要

12月は、図書館情報学が専門の影浦峡さん(教育学研究科・准教授)に言葉や意味を論理的に考える手法についてお話いただきます。

 12月13日のゲストは、東京大学大学院教育学研究科・生涯学習基盤経営コース准教授の影浦峡さんにお越しいただきました。

 今回のテーマは「言葉のしくみ 脳・認知から離れて」でした。今日は、「言葉の"意味"とは何でしょうか」と、影浦さんから参加者の方に問いかけることから始まりました。
 
 そして「言葉は、それでやり取りできるから、意味があるように見える」という考え方を踏まえ、「ある物事(たとえば味)に対する評価が人によって違 うのは、どういうことなのか」「本当に私は"あなた"と同じことについて話しているのか」という疑問について、話しました。自分が他の人と「言葉」を介し て「分かる」「理解する」といった感覚を持つことの不思議さに気づかされました。
 また、影浦さんに指摘されて「確かに」と思ったのですが、私たちは無意識に「○○語(たとえば日本語)」の抽象的な体系があると思っています。しかし、実はそんなもの存在しないのではないか、と疑ってみるとどうでしょうか。
 自分が何気なく話すことのできる「言葉」が、とても不思議なものに思えてきます。
 
 影浦さんが、脳科学、言語学、そしてメディア論のいずれとも違うかたちで「言葉」について研究するようになった経緯や、「言葉」に対するこだわりや独特な捉え方から起きた、困ったエピソードなどもお話しいただき、楽しかったです。
 12月も半ばとなり、薄曇りの肌寒い天気でしたが、カフェのストーブとブランケット、温かい飲み物をお供にお話が盛り上がりました。
 影浦さん、参加者の皆さま、ありがとうございました。

[アシスタント:岡本絵莉]

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■ゲストの紹介
影浦 峡(かげうら きょう)
WEBページ:http://panflute.p.u-tokyo.ac.jp/~kyo/index-j.html
ブログ:http://kyokageura.seesaa.net

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