医学系研究科 客員研究員
第202回
1月のUTalkでは地域看護を専門とする大田章子さん(大田記念病院/医学系研究科 客員研究員)をお迎えします。今後、東京では独居高齢者がさらに増えるとされます。多様なライフスタイルを築いてきた世代が高齢者となったとき、都市はその暮らしを支えられるのでしょうか。しがらみのなさが都会のよさでもある一方、困ったときに助けとなるつながりは薄いとも言えます。東京ご出身の大田さんは現在、広島県福山市において病院からゆるいつながりを築く取り組みをされています。病院を「スナック」や子どもの居場所にしたり、街中に出向いてキッチンカーのそばで「暮らしの保健室」を開いたりと、その活動は多岐に渡ります。高齢化率がちょうど日本の平均である福山から東京はどう見えているのでしょうか。「病院と地域は一蓮托生」と語る大田さんの視点をうかがいます。みなさまのご参加をお待ちしています。