Beating 第73号
2010年度Beating特集「@Eduなう!」
第3回:メディアリテラシー・クラスサイズ・電子黒板
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東京大学大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座「BEAT」
メールマガジン「Beating」第73号 2010年6月29日発行
現在登録数 2,368名
2010年度Beating特集「@Eduなう!」
第3回:メディアリテラシー・クラスサイズ・電子黒板
http://www.beatiii.jp/?rf=bt_m073
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みなさま、こんにちは!
今年の梅雨、東京では雨が少ないようです。しかし、たまの雨降りの日には、
農学部にいるカエルの大群が、気持ちよさそうに合唱しています。
夏が待ち遠しい、今日このごろ。まずは元気よくまいりましょう。
では、Beating第73号のスタートです!
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┃★CONTENTS★
┃【特集】2010年度Beating特集「@Eduなう!」
┃
┃■お知らせ・BEAT Seminar 2010年度第1回 BEAT公開研究会
┃「電子書籍時代の教材:誰が作りどんな形になるのか」 開催報告のご案内
┃■お知らせ・「UTalk:コミュニティを編む情報システムづくり」のご案内
┃■編集後記
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┃特集┠───────────────────────────────
┗━━┛ 2010年度Beating特集「@Eduなう!」
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■2010/05/18 17:47:51
http://twitter.com/beatiii/status/14216103960
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┃英国Ofcomによる成人メディアリテラシー調査
┃UK internet users becoming more security conscious
┃http://ow.ly/1MqiX
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┌──┐
│解説│
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│Ofcom(Office of Communications、英国情報通信庁)では、英国にお
│ける成人のメディアリテラシー調査を実施しました。この結果、ソーシャ
│ルネットワークにプロフィールを持っているユーザの80%が、友達や家
│族に限定してデータを公開するように設定していましたが、この結果は、
│2007年の調査結果である48%よりも大幅に増えました。このように、セ
│キュリティ問題についての知識が豊富になっている一方で、25%前後の
│ユーザは、フィルタリング等の安全対策ソフトウェアをインストールする
│自信がないと回答しています。スキル面でのサポートが必要といえそうで
│す。
■2010/05/18 13:33:33
http://twitter.com/beatiii/status/14207242516
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┃クラスの人数を減らすことは生徒の到達度に影響しない,という
┃調査結果です.RT @HarvardResearch Study finds Florida’s
┃2002 class-size reduction mandate did not.. http://ht.ly/1M3vY
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┌──┐
│解説│
└┬─┘
│近年、アメリカではクラスの人数を減らす政策を取ってきました。しかし、
│フロリダ州で行われたハーバード大学の調査によると、このような政策
│は学習成績に影響を与えていないそうです。独自の判断で適切に予算を利
│用してもよい地域では、生徒の得点や出席が改善したものの、たとえ既に
│十分にクラスの人数を減らしたと考えられる学校でもクラスの人数を減ら
│すために予算を利用するように強制された地域では、生徒の得点などの改
│善がみられなかった上、マイノリティや経済的に恵まれない学習者の成績
│にも影響がなかったとしています。
■2010/06/11 23:49:36
http://twitter.com/beatiii/status/15933523020
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┃電子黒板で成績があがるのかについてアメリカで議論
┃RT @jackiegerstein http://bit.ly/bRuHzl
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┌──┐
│解説│
└┬─┘
│毎年、アメリカの公立学校では学習機器の導入に多額の資金が投入されて
│います。しかし、その新しい技術を教育に導入すること、特に電子黒板の
│有効性が議論になっています。電子黒板は未来のユビキタスデバイスとし
│て知られていますが、開発会社はよく売れるように、教員にとって最も快
│適な「古い」授業スタイルに合わせてデザインするため、19世紀の授業
│スタイルのまま教員を縛りつけているとの議論があります。これでは、古
│い授業をデジタル化したにすぎません。子どもたちの学習成果を上げるに
│は、機器の導入だけでなく授業スタイルも改めて見直す必要がありそうで
│す。
◎特集記事協力◎
柴田 アドリアナ/東京大学 大学院 学際情報学府 修士1年
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情報を発信しています。Beatingで紹介している情報以外にも多くの情報を
発信していますので、Twitterをご利用のかたはぜひBEAT公式アカウント
(@beatiii)をフォローしてみてください。
http://www.twitter.com/beatiii
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┃開催報告│BEAT Seminar┠─────────────────────
┗━━━━┷━━━━━━┛2010年度第1回 BEAT公開研究会
「電子書籍時代の教材:誰が作りどんな形になるのか」
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2010年5月29日(土)に2010年度第1回BEAT公開研究会「電子書籍時代の
教材:誰が作りどんな形になるのか」を開催しました。
当日の内容をセミナーレポートにまとめました。ぜひご覧ください。
http://www.beatiii.jp/seminar/042.html
セミナーではTwitterでハッシュタグ #beatseminar を設定し、Twitter上で
も多くのコメントをいただきました。また、BEAT Seminar初の試みとして、
セミナーの様子をUstreamで中継いたしました(サーバーに残しておりませ
んので、現在は視聴できません。ご了承ください)。
会場やUstreamでセミナーにご参加いただいた皆様から集まったTweetを
Togetterでまとめましたので、こちらも、レポートと併せてご覧ください。
Togetter - まとめ「電子書籍時代の教材:誰が作りどんな形になるのか
(2010年度第1回BEATセミナー)」
http://togetter.com/li/25087
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┃お知らせ│ UTalk ┠────────────────────────
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「UTalk:コミュニティを編む情報システムづくり」のご案内
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UTalkは、様々な領域で活躍している東京大学の研究者をゲストとして招き、
毎月開催するイベントです。
カフェならではの雰囲気、空気感を大切にし、気軽にお茶をする感覚のまま、
ゲストとの会話をお楽しみいただける場となっています。
7月のUTalkでは、地域社会やオンラインでの人びとのつながりを編みなお
すしくみづくりに関わり、ワークショップの企画やそこで使われるウェブのシ
ステム開発を通して研究をすすめている沼晃介さん(先端科学技術研究セン
ター特任研究員)。日常生活のなにげないひとこまが表現になるシステム、表
現が人と人をつなぐシステムなど、情報技術が社会で活用されるしくみづくり
について考えます。みなさまのご参加をお待ちしております。
■日時:7月10日(土)午後2:00~3:00
■場所:UT Cafe BERTHOLLET Rouge
(東京大学 本郷キャン パス 赤門横)
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access.html
■料金:500円(要予約)
■定員:15名
■申し込み方法: (1)お名前 (2)ご所属 (3)ご連絡先 (4)この情報をどこでお
知りになったか、をご記入の上、utalk2010@ylab.jp までご連絡ください。
※申し込みの締め切りは 7月2日(金)までとします。
なお、申し込み者多数の場合は抽選とさせていただく場合がございます。
ご了承ください。
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┃│ 編 集 後 記 ┠──────────────────────┤
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前回のBEAT Seminarより、セミナーのUstream配信を開始しました。初め
ての試みでしたが、当日セミナー会場にご参集いただいた皆様と、Ustream/
Twitterでご参加いただいた皆様のご協力により、なんとか無事に実施するこ
とができました。
これからも、さまざまな新しい試みを行っていきたいと思います。皆様のご支
援をよろしくお願いいたします。
それでは、また次号でお会いしましょう!
ご意見・ご感想をお待ちしております。
「Beating」編集担当 椿本 弥生 (つばきもと みお) miotsubaki@beatiii.jp
-------次回発行は7月27日の予定です。
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「Beating」編集担当 椿本 弥生 miotsubaki@beatiii.jp
(東京大学大学院情報学環ベネッセ先端教育技術学講座 特任助教)
□「BEAT」公式Webサイト http://www.beatiii.jp/?rf=bt_m073c
□発行:東京大学大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座「BEAT」
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