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Beating 第72号
2010年度Beating特集「@Eduなう!」
第2回:書く能力・ハイブリッドコース・デジタル教科書

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東京大学大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座「BEAT」
メールマガジン「Beating」第72号     2010年5月25日発行
現在登録数 2,334名

2010年度Beating特集「@Eduなう!」
第2回:書く能力・ハイブリッドコース・デジタル教科書

http://www.beatiii.jp/?rf=bt_m072

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 みなさま、こんにちは! ゴールデンウィークはどのように過ごされました
か? 久々にのんびりとリフレッシュできた方も多いのではないでしょうか。


 今号の「@Eduなう!」は、今期のBEATの研究と非常に関連が深いテーマ
をピックアップしてみました。よろしければ、5月29日のセミナーと併せてご
覧ください。
 また、セミナーの参加申込は締切らせていただきましたが、当日はWebを
介した中継を実施いたします。詳しくはBEATブログ「5/29 BEATセミナーに
おけるUstream配信に関して」をご確認ください。
( http://blog.beatiii.jp/information/529_beatustream.html )

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┃★CONTENTS★
┃【特集】2010年度Beating特集「@Eduなう!」
┃
┃■お知らせ・BEAT Seminar 2010年度第1回 BEAT公開研究会 開催迫る!
┃「電子書籍時代の教材:誰が作りどんな形になるのか」
┃2010年5月29日(土)開催!
┃■お知らせ・「UTalk:建築と都市のデリバリー」のご案内
┃■編集後記
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┏━━┓
┃特集┠───────────────────────────────
┗━━┛ 2010年度Beating特集「@Eduなう!」
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■2010/05/03 12:20:34
 http://twitter.com/beatiii/status/13283772270
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┃報告書全文のPDFが落とせます。 http://ow.ly/1G5Zx RT @beatiii: ブロ
┃グとソーシャルネットワークを使っている9歳から16歳の若年層は、作文能
┃力に対する自己評価が高く文章を書くことを楽しむ傾向があるというイギリ
┃スの調査です。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──┐
│解説│
└┬─┘
 │ 若年層におけるブログとソーシャルネットワーキングサイトの積極的な
 │活用は「書くこと」に対する前向きな態度、すなわち文章を書くことを楽
 │しんだり作文能力に対する高い自己評価を持つことなどと関連しています。
 │また彼らは、定期的にコンピュータを使うことは、作文能力に有益な影響
 │を与えると自覚しています。この調査では、「書くこと」は義務ではなく、
 │生きるための重要なスキルであることを示すために、楽しく「書くこと」
 │を支えるカリキュラムを考える必要があると指摘しています。


■2010/04/30 11:38:23
 http://twitter.com/beatiii/status/13105535723
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┃アメリカの初等中等教育で対面学習とオンラインコースの併用が日常的に行
┃行われ始めたという記事です。
┃RT @NMHS_Principal http://bit.ly/aw37ba
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──┐
│解説│
└┬─┘
 │ 対面学習とオンラインコースの併用が急速に進んでいます。このような
 │ハイブリッドコースは、アメリカの農村地域から都市部の学校まで、毎日
 │のスケジュールに不可欠な要素となってきました。しかし、普通の学校に
 │オンラインコースを順調に取り入れるための要件の一つは、ファシリテー
 │ターの存在だそうです。彼らはリアルタイムに学習者をサポートし、技術
 │と学習の両面を支援する役割を果たします。オンラインコースは、普通の
 │授業と違う方法で学ぶ可能性を示しています。


■2010/04/20 9:52:46
 http://twitter.com/beatiii/status/12486511604
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┃2014年に高等教育の教科書の5冊に1冊はデジタル化されるという予測です。
┃RT @NMHS_Principal: 1 out of 5 textbooks digital by 2014
┃ http://bit.ly/dodJk0
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──┐
│解説│
└┬─┘
 │ 米国の高等教育やキャリア教育におけるデジタル教科書の販売率は、
 │2014年に18%を超え、10年後には50%を超えると予測されています。
 │今後の売り上げの増大に影響を与える因子は:デジタル教科書と電子コン
 │テンツの価格、内容の有用性、旧来の教科書の統合、オンライン学習の増
 │加、オープンな学習リソースとその利用の増加、などが予測されています。
 │さらに、iPadやスマートフォンの普及なども一因としてあげられます。
 │この様子は、出版産業に大きな変化を起こしています。

◎特集記事協力◎
柴田 アドリアナ/東京大学 大学院 学際情報学府 修士1年

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BEATはTwitterを利用して教育やICTに関する最新情報や、BEATに関する
情報を発信しています。Beatingで紹介している情報以外にも多くの情報を
発信していますので、Twitterをご利用のかたはぜひBEAT公式アカウント
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http://www.twitter.com/beatiii
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┏━━━━┯━━━━━━┓
┃お知らせ│BEAT Seminar┠─────────────────────
┗━━━━┷━━━━━━┛
BEAT Seminar 2010年度第1回 BEAT公開研究会 開催迫る!
「電子書籍時代の教材:誰が作りどんな形になるのか」
2010年5月29日(土)開催!
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 Apple社のiPadやAmazon社のKindleなど、電子書籍の流通基盤になる個人
用デバイスが普及し始めています。アメリカでは多くの教科書が電子化され、
教材の流通に革命的な影響をもたらす可能性があります。当面、教科書や参考
書などの電子化が進むでしょう。しかし、長期的に考えれば、電子環境への移
行によってもっと大きな変化が起きる可能性があります。

 このセミナーでは「誰が作り、学習者にどう届けるのか」という流通システ
ムの変革と「電子環境ならではのマルチメディアとの統合」というテーマをと
りあげ、電子書籍時代の教材の新しい形について議論を深めていきたいと考え
ています。

 みなさまのご参加をお待ちしております。


■日時
2010年5月29日(土) 14:00〜17:00

■場所
東京大学 本郷キャンパス
情報学環・福武ホール(赤門横)福武ラーニングシアター(B2F)
アクセスマップ>> http://www.beatiii.jp/seminar/seminar-map42.pdf

■内容
1.講演1 14:05-14:50
「電子書籍の衝撃」
佐々木俊尚(ITジャーナリスト)

2.講演2 15:00-15:40
「電子書籍時代のマルチメディア教材」
宇治橋祐之(NHK青少年・教育番組部)

3. 指定討論 15:40-15:50
長谷川一(明治学院大学 准教授)

4.参加者によるグループディスカッション 15:50-16:20

5.パネルディスカッション 16:20-17:00
「電子書籍時代の新しい教材の形とは」
司  会:北村 智  (東京大学 特任助教)
パネラー:長谷川一(明治学院大学 准教授)
宇治橋祐之(NHK青少年・教育番組部)
山内 祐平 (東京大学 准教授)

※iPadとKindleの体験コーナーを開設いたします。

■定員
180名(お申し込みは締め切りました。)

■参加費
無料

■懇親会
セミナー終了後1F UTCafeにて
参加希望者(¥3,000)

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┃お知らせ│  UTalk ┠────────────────────────
┗━━━━┷━━━━┛「UTalk:建築と都市のデリバリー」のご案内
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 UTalkは、様々な領域で活躍している東京大学の研究者をゲストとして招き、
毎月開催するイベントです。カフェならではの雰囲気、空気感を大切にし、
気軽にお茶をする感覚のまま、ゲストとの会話をお楽しみいただける場となっ
ています。

 6月のUTalkでは、ゲストに、都市再生学の研究、建築設計、東京ピクニッ
ククラブなど、多彩な活動を展開されている太田浩史さん(生産技術研究所
講師)をお招きします。

 公共空間はどのようにすれば驚きや喜びに満ちたものとして再生されるので
しょうか? 建築と都市が使い手に送り届けられていくプロセス=「デリバ
リー」に込められたアイデアとは? 世界各地の先進的な事例をご紹介いただ
きつつ、太田さんの研究・設計・プロジェクトに通底する問題関心に迫ってみ
たいと思います。

 みなさまのご参加をお待ちしております。


■日時
6月12日(土)午後2:00〜3:00

■場所
UT Cafe BERTHOLLET Rouge(東京大学 本郷キャン パス 赤門横)
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access.html

■料金
500円(要予約)

■定員
15名

■申し込み方法
(1)お名前 (2)ご所属 (3)ご連絡先 (4)この情報をどこでお知りになったか、
をご記入の上、 utalk2010@ylab.jp までご連絡ください。

※申し込みの締め切りは 6月4日(金)までとします。
なお、申し込み者多数の場合は抽選とさせていただく場合がございます。
ご了承ください。

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┃│ 編 集 後 記 ┠──────────────────────┤
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 今回の特集記事に電子教科書の話題がありましたが、今後は教科書以外の書
籍もどんどん電子化が進んでいきそうですね。

 私個人としては、研究や学習のためのものは電子媒体でもよいのですが、趣
味で読むものは紙媒体であるほうが好みです。紙の手触りや印刷の香り、本の
重量を味わうのも、読書体験のうちだと思っているからです。
 紙と電子の双方の媒体が、それぞれの豊かさを自覚し、協力しながら発展し
ていけるとよいのですが。
 今後も、動向に注目していきたいと思います。

 それでは、また次号でお会いしましょう!


ご意見・ご感想をお待ちしております。
「Beating」編集担当 椿本 弥生 (つばきもと みお) miotsubaki@beatiii.jp

-------次回発行は6月29日の予定です。
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せん。

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ご遠慮いただいておりますので、転載を希望される場合はご連絡下さい。

□登録アドレスの変更、登録解除などは
  http://www.beatiii.jp/beating/?rf=bt_m072b

□ご意見・ご感想は…
「Beating」編集担当 椿本 弥生 miotsubaki@beatiii.jp
(東京大学大学院情報学環ベネッセ先端教育技術学講座 特任助教)

□「BEAT」公式Webサイト http://www.beatiii.jp/?rf=bt_m072c

□発行:東京大学大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座「BEAT」
Copyright(c) 2010. Interfaculty Initiative in information Studies,
The University of Tokyo. All Rights Reserved.

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