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Beating 第2号
「新しいメディアとの出会い、人との繋がりを生み出すプロジェクトへ」

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東京大学大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座「BEAT」
            http://www.beatiii.jp/
メールマガジン「beating」  第2号       2004年7月27日発行
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昨年の冷夏が嘘のように暑い日々が続いておりますが、いかがお過ごしでし
ょうか。東京では先日、遂に観測史上最高気温を記録してしまいました。
 
お陰様で、気温の上昇に比例するように、「BEAT」への注目も上昇中です。

さて!第1回公開研究会「BEAT seminar」も大盛況に終わり、「beating」は
この度、購読者数100名を突破致しました!!
 
更に、今月から新コーナー、「紹介したいこの人この1冊。 オススメお蔵
出し!」がスタート!お友達紹介方式で、広くメディアや教育に関わる研究
者から「オススメ本」をご紹介します。

それでは、夏の暑さを吹き飛ばす「beating」第2号の始まりです!!

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┃★CONTENTS★
┃
┃■1.特集:東京大学大学院情報学環 山内祐平助教授インタビュー
┃   「新しいものとの出会い、人との繋がりを生み出すプロジェクトへ」
┃
┃■2.レポート:公開研究会「BEAT seminar」第1回
┃
┃■3.お知らせ:「BEAT seminar」第2回 9/4(土)開催予定!!
┃
┃■4.【新コーナー】「紹介したいこの人この1冊。 オススメお蔵出し!」
┃
┃■5.編集後記
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■1.特集:東京大学大学院情報学環 山内祐平助教授インタビュー
「新しいものとの出会い、人との繋がりを生み出すプロジェクトへ」
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ベネッセ先端教育技術学講座フェローの山内祐平助教授にお話を伺いました。

携帯メディアの新しい教育利用を考える「BEAT」。これまで、様々なメディ
アの教育利用を専門に考えてきた研究者は、携帯メディアの教育利用をどの
ように考えているのでしょうか。

また、産学連携のあり方として、「BEAT」をどのように捉えているのでしょ
うか。

■山内 祐平(やまうち・ゆうへい)
東京大学大学院 情報学環 助教授
情報技術を用いた学習環境のデザインについて、開発研究とフィールドワー
クを連携させた研究を展開している。
主著として「デジタル社会のリテラシー」(岩波書店)、「社会人大学院へ
行こう」(NHK出版)など。

東京大学大学院情報学環・学際情報学府
山内祐平研究室はコチラ
http://ylab.iii.u-tokyo.ac.jp/

…………………………………………………………………………………………
□1.携帯メディアの教育利用について
…………………………………………………………………………………………

携帯メディアの教育利用をどのようにお考えですか?

携帯電話をはじめとする携帯メディアが、すぐに教育利用に結びつくという
認識は、実は、あまり無いんです。それは昔からそう思っていましたし、実
は今もそう思っています。

携帯メディアの教育利用を考える時、「これだけ流行っているんだから何か
できそうだ」っていうところまでは、みんな考えると思うんですね。
 
でも、そこから先へブレイクスルーして、何かを生み出すとなると容易では
なくて。しかも従来の学習とか教育活動とは直結しにくいだろうなと思うん
です。

僕は携帯メディアをものすごくパワーのあるメディアだと思っています。
だから、教育利用を考える側にも相当なパワーが必要になると捉えています。
でも、だからこそ、チャレンジする価値があると認識しています。


携帯メディアを活用していける!と思ったきっかけは何ですか?

やっぱり2001年に「iアプリ」が登場したことですね。携帯電話がまだ、電
話の機能しかなかった時期にも、電話としての利用というのはもちろん考え
ました。

例えば、そのような活用事例としては、教室に持って行って、インタビュー
に使うとか、そういうものは既にあったんです。けれども、それはやはり電
話の域を超えたものではなかったんですね。

「iアプリ」が動くようになって、「あ、これはやれるかもしれない」って
いう感じになりましたね。ただ、実際にそれが結実したっていうのは、“iT
ree”です。(※註1)構想を含めてかなり、時間がかかりました。ここで
ようやく「あ、これは将来的にはターゲットになるな」って思いましたね。

【註1:iTree(アイ・トゥリー)】
電子掲示板で行われる議論の状況を、木の成長の様子になぞらえて、携帯電
話の待ち受け画面に表示するiアプリ。画面には、自分の書き込みが一本の
木として表示され、よく読まれていると、葉が生い茂り、他人から書き込み
があると赤い実がなる。BEATフェローを務める文部科学省メディア教育開発
センターの中原淳氏が開発した。

iTreeの概要はコチラから ※本システムは特許出願中です
http://www.nakahara-lab.net/ex/inhand/inhand.htm

文部科学省メディア教育開発センター助手
中原淳ホームページ
http://www.nakahara-lab.net/

…………………………………………………………………………………………
□2.携帯メディアの方途
…………………………………………………………………………………………

今や第3世代携帯電話が登場して、携帯メディアもブロードバンド時代を
迎えつつあり、様々な機能が搭載されていますが、今後、携帯メディアはど
のようになっていくとお考えでしょうか?

いろんな技術が出てきていることは、教育利用にとってもある意味で、追い
風でしょうね。
 
でも、ある意味では、機能的な面では、実験的な利用を考えられる最終期に
きていると思います。使われない機能も色々出てきていて、多分、ここから
先は、機能の集約化がはじまるのではないかと思います。
 
具体的には、サービスが固定化してきて、いらないものがどんどん切り捨て
られていって、無くなっていく方向に動く可能性があると思います。メディ
ア論を研究されている水越伸さんが、ラジオは昔、(受発信が可能な)無線
機だったけど、送信する機能が無くなった、と指摘されていますよね。(※
註2)あれと同じことが今後、起こってくる可能性があると思うんです。
 
その時に、むしろ、現行のサービスを前提として、教育に利用できる機能が
削られてしまうと、教育利用のためには、不適なものになる可能性があると
思っています。むしろそういうことを避ける意味でも、今のうちに有効な教
育利用の形を示しておきたいという想いはありますよね。


現在、携帯メディアに関しては、日本と北欧が進んでいると言われますが、
日本だから考えやすいこと、有利だと思うことはありますか。

アメリカなどで携帯メディアの教育利用で研究開発されているのは、主にPD
Aベースなんですよね。それらは基本的には、学校っていうものを前提にし
ていて、学校の中で一種の協調的な学習をするためのツールとして使うその
時の枠の中の話なんですよ。

でも、例えば日本の携帯電話は、学校の外側にあるメディアで、むしろ「学
校には入れてもらえないメディア」なんですね。(苦笑)

そういう意味で、正統的な教育のタイプとは違うタイプの使い方が、普及の
度合いから考えてもできるようになっている素地がある。そこがチャンスな
んじゃないかと思いますね。


携帯メディアの特徴として特に注目している点は何でしょうか。

やっぱり「場の中のメディアの可能性」ということなんですね。

普通、メディアというのは、従来から「部屋の中で見るもの、場から切り離
されて見るもの」と捉えられていて、この関係は、これまで長い間、ほとん
ど変わらなかったわけですよ。

本のような持ち運び可能なメディアでさえ、基本的には、状況から切り離さ
れたところで、消費されることを前提として作られていたわけですよね。

でも、初めてその場で、まさに、「その場に埋め込まれた状況で、そのメデ
ィアを見る」ということの可能性が、携帯メディアから見いだせると思いま
す。大変興味深いですね。

【註2:無線機とラジオの意外な関係】
東京大学大学院情報学環の水越伸助教授は、ラジオが当初、いわゆる無線通
信と同様、遠く離れたマニア仲間がインタラクティブなコミュニケーション
を行うための送受信が可能なメディアであったこと、そして、そのラジオが、
大衆を受け手ととらえ、定時的な番組を放送する放送局の登場をきっかけに、
次第に、送信機能がはぎ取られ、「受信機能だけを与えられた大衆的な家電
製品」として受け入れられていくという過程を丹念に記述している。

水越伸(1993)メディアの生成—アメリカ・ラジオの動態史 同文舘出版
水越伸(2002)新版 デジタル・メディア社会 岩波書店

…………………………………………………………………………………………
□3.ベネッセとの連携に期待すること
…………………………………………………………………………………………

企業と協力体制を組むことは初めてですか?

NHKさんをはじめ、他の企業さんと組んでお仕事をさせて頂いたことはも
ちろんあります。けれども、教育系の企業とこれだけのスケールで組むのは
初めてなんですね。

「BEAT」のように、こちらにイニシアティブを持たせて頂いた形でR&Dをや
らせてもらえるのは非常に光栄で、それはもの凄く嬉しいですね。ですから、
ベネッセさんとの連携に期待することはいくつもあるんです。

1つは、ベネッセさんは教育に関心のある人が集まっている会社なので、東
京大学が勝手に研究をして、ベネッセさんが消費する、というよりは、パー
トナーとしての関係を考えていきたいです。

そういった関係作りができる会社だと思っているので、いろんな部署で興味
のある方がいらっしゃれば是非、一緒にやりたいですよね。それが第1点で
すね。

第2点としては、やはり教育産業だから、というのはあるんですけれど、近
いか遠いかは別として、やっぱり実際に、ユーザーに渡したいですね。子ど
もなのか、大人なのか解らないけれども。

ここがいつも、我々研究者の隔靴掻痒的なところなんですね。つまり、研究
開発しても、商品にならないと、普通の人に渡らないんですよ。そこが非常
にフラストレーションがたまるところなんです。(苦笑)

最終的には、できれば、やっぱり「人の手に渡るもの」を作りたい。
 
どれくらい時間がかかるかとか、できないものも最終的にはあるとは思うけ
れども。それを一緒にやっていくには最高のパートナーですよね。ちゃんと
成果を届けるルートも持っているし、力も持っている企業さんなので。この
ふたつが一番大きいですよね。

…………………………………………………………………………………………
□4.新しいものとの出会い、人との繋がりを生み出すプロジェクトへ
…………………………………………………………………………………………

最後に、山内先生が「BEAT」に期待することを教えてください。

「BEAT」に対して期待していることは、これもいくつかあるんです。1つ目
は「今までに誰も見たこともないもの」を作りたいということ。
 
やっぱり、ある程度のスケールのお金が投入されるということは、それがで
きる基盤ができるということです。

何か既存のものを少し改良するというよりは、「あ、ここでしかこれは生ま
れないよね」と感じられるような、画期的なものを生み出したいっていう想
いがあります。

2つ目なんですが、「BEAT」は、一種の産学連携拠点だと思うんですよ。だ
から、人が交流する場所にしたいですよね。
 
今まで、いろんな業界の論理に縛り付けられて会ったことのない人同士が、
気兼ねなく会える、「非武装中立地帯」みたいなところにしたいなと思って
います。(笑)
 
それは、大学だからこそできることでもあると思っていて、そういう意味で
は、新しいコミュニティを作るための中継ぎみたいなことをできるだろうし、
積極的にしていきたいと思っています。これは社会的な使命でもあると思う
んです。

3つ目としては、寄付講座の教育的機能ですね。寄付講座であるということ
は、特に、こういうことを社会で取り組んでいて問題意識のある人、もちろ
ん学部生でも、こういう領域にもの凄く興味があって研究したい人に来ても
らう受け皿になりうると僕は思っています。

例えば、「BEAT」が設置されていることで、携帯メディアの教育利用につい
て勉強したいんです。ここで研究したいんです、という動機を持った人が集
まってくる可能性は十分あるわけです。

このように寄付講座は、共通するテーマに関心を持ついろいろな人たちが集
まって、学びあい、新しいものを生み出す大切な土壌になる可能性を秘めて
いると思います。

「BEAT」は、人が集う場としての役割も果たしうるのですね。たくさんの
方が興味を持ってくださることが期待できそうです。
ありがとうございました。


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★2.レポート:公開研究会「BEAT seminar」第1回
 「地上デジタル放送の教育展開」
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2004年7月3日に東京大学情報学環で第1回の「BEAT seminar」が開催されま
した。お陰様で、予想を遙かに上回るたくさんの方々にご参加頂き、熱い議
論が繰り広げられました。その模様を「BEAT」の公式Webサイトからご覧に
なれます。

●公開研究会の模様はこちらから
http://www.beatiii.jp/seminar/index.html


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★3.【お知らせ】公開研究会「BEAT seminar」第2回9/4(土)開催のご案内
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来たる9/4(土)、「BEAT」では、第2回目の公開研究会を開催いたします!

「BEAT」の研究内容や、教育に関するIT技術利用に関する最新動向などをテ
ーマにした公開研究会です。開催情報は、BEATの公式Webサイト、もしくは、
このメールマガジン「beating」でご案内を差し上げます。

第2回目となる今回のテーマは、「“ケータイ”と教育の未来」です。
詳しい日時、場所、内容に関しては、来月発行の「beating」第3号でお知ら
せ致します!


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★4.紹介したいこの人この1冊。 オススメお蔵出し!
 今号は・・・東京大学大学院情報学環 山内祐平助教授
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今号からスタートの新企画です。広く教育やメディアの研究に携わる研究
者から、「オススメ本」を、お友達紹介形式でお伝えします!

メディアを教育に利用するとどうなるの?というビギナーの方から、既にど
っぷり研究されている方まで、読めばますます興味が湧いてくること受け合
いです。オススメしている研究者の想いも読めてしまうかも。

第1回は、先ほどのインタビューで大いに語って頂いた、東京大学大学院情
報学環 山内祐平助教授からの「オススメ」です。

今回のテーマは、「教育におけるコラボレーション」です。

1)子ども米レンジャーと旅する米米ワールド
 —時空を超えた小学生による「お米白書」
伊藤 秀一 (編集), 三宅 貴久子 (編集)
高陵社書店

この本は、東京都の南砂小学校と岡山県の平福小学校の子どもたちがインタ
ーネットを使って、お米について共同学習を行い、その成果を子どもたち自
身が本にまとめたものです。遠く離れた2つの小学校の子どもたちが学び合
う共同体を作っている様子がよくわかります。情報通信技術が教育にもたら
す可能性を考えるのによい事例になると思います。(山内)

【ご購入したい場合はコチラ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4771100330/
qid=1090593321/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/250-2103304-2829869


2)“G”is for Growing
Shalom M. Fisch (著), Rosemarie T. Truglio (著)
Lawrence Erlbaum Assoc Inc

「セサミストリート」は、私たちにとって身近な、テレビというメディアを
フルに活用した教育番組ですが、実は、教育界の「アポロ計画」と言える程
壮大なプロジェクトでした。特に、番組の作り手と研究者、教師のコラボレ
ーションによって常に番組の検討が繰り返されてきた歴史があります。その
「セサミストリート」のこれまでの30年にわたる研究知見をまとめたオスス
メの1冊です。研究としても非常に貴重で興味深いものですね。(山内)

【ご購入したい場合はコチラ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0805833951/
nakaharalabne-22/250-2103304-2829869


1冊目の「米米ワールド」は主に、子どもたちのコラボレーション。そして、
2冊目の「“G”is for Growing」は、番組の作り手のコラボレーションの結
晶です。

コラボレーションや協調といった考え方は、「BEAT」のプロジェクトを考え
る上で大切なキーワードのひとつ。特に「“G”is for Growing」を片手に、
例えば、「携帯メディアとデジタル放送」など、「BEAT」のプロジェクトと
見比べてみるのも楽しみ方のひとつかもしれません。

次号は中原淳さんが登場します!
山内先生から中原さんへの紹介メッセージです。

中原さんは教育工学の若手研究者の中ではピカイチの才能を持った方で、特
にコンピュータを使った協調学習(CSCL Computer Suported Collaborative
Learning)の領域では数多くのすばらしい論文を書かれています。携帯メデ
ィアに関しては、携帯電話を使って、電子掲示板上の協同学習の状況を提示
する“iTree”の研究がとてもおもしろいです。(山内)


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■5.編集後記・次回予告
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今回も最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。
「beating」第2号はいかがでしたでしょうか。
 
さて、7月3日に開催された「BEAT seminar」は大盛況でした。会場がいっぱ
いで、壁づたいに新しい椅子をお出しするほどの混雑ぶり。みなさんの「be
atへの大きな期待」をひしひしと感じた1日でした。
 
公開研究会の参加者の方々には、企業にお勤めの方や研究者の方々など、本
当に様々なバックグラウンドの方々がいらっしゃいましたが、中には、お父
さんに紹介されて来てくださった学部生の方もいらっしゃいました。
 
学部生の方々に参加して頂けるのは嬉しいですね。山内先生がインタビュー
で仰っていたように、日頃出会えない企業の方々が出会える場でもあります
が、それに加えて、若い人たちが積極的に参加し、語り合える場、というの
は良いなぁ、としみじみ思います。
 
大学時代に社会と繋がる機会というのは、思いの外少ないものですし、1つ
のテーマを巡って、様々な立場の方々の見識に触れられる場というのは、そ
れこそ滅多にありません。

この「beating」を読まれているみなさまも息子さんや娘さん、あるいは、
奥様・旦那様(?)、学校のお友達を誘って「BEAT seminar」にぜひ、ご参
加ください。

産学連携であると共に世代越境の場として「BEAT」をどんどん利用していた
だけたら良いなと思います。

                        「beating」編集担当
                              酒井俊典
                           shun@beatiii.jp

-------次回発行は8月第3週頃の予定です。
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「beating」編集担当
酒井俊典(東京大学大学院 学際情報学府 山内祐平研究室 博士課程1年)
shun@beatiii.jp

□「BEAT」公式Webサイト
http://www.beatiii.jp/

□発行
東京大学大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座「BEAT」

Copyright(c) 2004.Interfuculty Initiative in information Studies,
The University of Tokyo.All Rights Reserved.
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