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Beating 第101号
2012年度Beating特集「いまどきのミレニアムキッズ」
第7回:いまどきの小学生のケータイ事情

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東京大学大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座「BEAT」
メールマガジン「Beating」第101号     2012年10月30日発行
現在登録数 3,089名

2012年度Beating特集「いまどきのミレニアムキッズ」
第7回:いまどきの小学生のケータイ事情

http://www.beatiii.jp/?rf=bt_m101

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みなさま、こんにちは!

iPhone5が発売され、携帯電話を買い替えようかどうしようかと迷っている方も
多いのではないでしょうか。現在、携帯電話の出荷台数の6割以上が「スマー
トフォン」なのだそうで、いつの間にかいわゆる「ガラケー」よりもスマート
フォンの方が市場には出回っているのですね。

さて、Beating特集「いまどきのミレニアムキッズ」第7回では、「いまどきの
小学生のケータイ事情」について取り上げます。携帯電話のスマート化が進む
なか、子ども達のケータイ事情はどのように変化しているのでしょうか。
また、次回BEATセミナーのご案内も掲載していますのでどうぞお見逃しなく。

では、Beating第101号のスタートです!

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★CONTENTS★

【特集】2012年度Beating特集「いまどきのミレニアムキッズ」
第7回:いまどきの小学生のケータイ事情

1. お知らせ・BEAT Seminar 2012年度第3回 BEAT公開研究会
「スマートテレビが変える家庭学習」開催予告

2. お知らせ・UTalk
「人の体で外の世界を体験する ― 手をハッキングする技術」のご案内

3. 編集後記


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特集 ────────────────────────────────
━━ 2012年度Beating特集「いまどきのミレニアムキッズ」
第7回:いまどきの小学生のケータイ事情
藤川大祐先生(千葉大学・教育学部/教授)
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インターネットが一般家庭に普及するようになり、子どもの頃からあたりまえ
のようにインターネットやコンピュータを使いこなすデジタルネイティブと
呼ばれる世代が登場してきました。「いまどきのミレニアムキッズ」では、
そんな子ども達のメディア利用の現状と、これからの教育に何が求められて
いるのかを、研究者へのインタビューや最新の研究を取り上げながら探索して
いきます。
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第7回は千葉大学教育学部の藤川大祐先生に、
「いまどきの小学生のケータイ事情」についてお話を伺いました。
藤川先生は、メディアリテラシー、ディベート、環境、数学、アーティストと
の連携授業、企業との連携授業など、さまざまな分野の新しい授業づくりや
研究に取り組んでいらっしゃいます。
( http://homepage2.nifty.com/dfujikawa/ )
近年、携帯電話のスマート化が進んでいますが、今回は小学生のケータイ利用
の現状についてお話を伺いました。
---

■       小学生のケータイ利用の中心は家族との連絡

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Q. はじめに、最近の小学生がどのようにケータイを使っているのか教えてく
ださい。
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小学生といっても、1年生と6年生ではかなり状況が違うので、わたしは大体、
1~3年生と4~6年生に分けて考えることが多いです。

1~3年生は、自主的にケータイを使うということもあまりなくて、家族との連
絡が中心です。昨今、子どもの誘拐事件について深刻な例が報道されていて、
保護者の危機感は強くなっていますよね。都市部では、習い事や塾などに子ど
もがひとりで出かけることも多いですから、連絡用に持たせたいということが
あります。あと、自分では持っていなくても、親のケータイを借りてカメラを
使うということは結構あるようです。

4~6年生になると、地域差が大きくなってきます。都市部で聞くと、小学校6
年生では半分以上の子どもがケータイを持っているということが多いのに対し
て、地方では全然持っていなくて、1割程度というところが多いです。家族との
連絡が中心なのは変わりませんが、都市部の子どもについては、友達同士での
メールのやりとりが結構増えてきます。こうした状況については、調査も行わ
れていますし、いろいろな先生や子どもたちに聞いてみてもそういう感じかな
と。一部では、SNSや掲示板を見ている高学年の子どももいるようですが、これ
はかなり限られているでしょうね。


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Q. 小学生のケータイ利用について、どのようなことを心配されていますか?
-----

1番大切なのは、子どもが事件に巻き込まれないようにするということです。
主に福祉犯と呼ばれる性的犯罪が問題になっているように、女の子が成人男性
とケータイのサイト利用などを通して出会い、何らかの事件が起こるというこ
とがあります。

最近では、出会い系サイトはほとんどなくて、非出会い系サイト、つまり一般
のコミュニティサイトで事件が起き始めています。コミュニティサイトという
のは、モバゲー、グリー、ミクシィ、アメーバピグ等の、双方向のコミュニケ
ーションができるサイトのことです。中学生や高校生が大半ですが、11歳、12
歳という年齢の子どもも被害に遭い始めています。また、今後スマートフォン
がさらに普及すると、アプリの利用で事件に遭うことが出てくるかもしれませ
んね。LINE(コミュニケーションアプリのひとつ)で出会いというのも、中高
生では出始めていますし。その辺の出会いからの福祉犯事件というのが1番心
配なことですね。


-----
Q. 事件に巻き込まれる以外に、小学生のケータイ利用をめぐる問題はあるの
でしょうか?
-----

いじめや誹謗中傷につながるような、人間関係に関わる問題も大きいですね。
日常的に写真や動画を撮る子どもが多いので、いじめの場面を撮って公開する
ことで、加害者にも被害者にもなるというのは心配な点です。また、公開のサ
イトで悪口を書くことは減っていますが、パスワードがかかるサイトで悪口を
書いていじめにつながることは、中学生ではかなり見られます。小学生でもち
らほらと。

あとは、そこまで深刻な問題ではないかもしれませんが、メール依存のように
メールに支配される生活というのも小学生ぐらいから起き始めています。自分
の個性を殺してでも友達に同調することになりやすいので、ストレスも高まり
ます。人間関係に与える影響が心配ですね。

-----
Q. それでは逆に、小学生がケータイを利用することの利点は何でしょうか?
-----

東京の品川区では、小学生に「まもるっち」という防犯ブザー付きの子ども用
ケータイを持たせています。3年ぐらい前に品川区の担当者の方のお話では、
年間500回ほどの通報のうち99%が誤作動で、本当に何か事件等が起きたと
いう通報は年間数件だそうです。ということは、保護者にとって心理的に安心
感はあっても、ケータイ持たせてよかったなというところまではいっていない
のが現状のようです。一部の小学校では、子どもが学校に着いたらケータイを
タッチすると保護者にメールが届くというシステムを導入していて、保護者が
子どもの様子を確認したいというニーズには、一定程度、対応できていると言
えるでしょう。

そもそも、小学生はあまり無茶な使い方をしません。中学校の先生に聞くと、
中学校1年生になると、チェーンメールをたくさん流すとか、写真を撮って勝
手に公開するとか、そういういろいろな問題が起きるようです。これはわたし
の主観ですが、あまり無茶をしない小学生の段階で、ケータイに慣れておくの
もいいのかなと思います。


■       小学生のケータイ利用を守れ!フィルタリングの重要性と課題

-----
Q. 先ほどのケータイ利用にまつわる諸問題について、どのような対応が必要
でしょうか?
-----

コミュニティサイトを運営している会社にとっては、どういうルールをつくっ
て、どうやって青少年が使うのにふさわしいサイト運営をしていくのか、とい
うのが重要な問題です。とくに、問題がある書き込みやルール違反の発言を削
除するとか、ひどい利用者は退会処分にするとか、パトロールをしながら対応
していくことが大事でしょう。モバゲーやグリーといったサイトでは、ものす
ごく頑張って対応を進めています。

あとは、利用能力が低い子どものうちは、フィルタリング等でしっかり守らな
ければいけないということです。リテラシーが高まれば、もっとゆるくしても
いいだろうと。多少危険があっても、それはむしろいい経験になるからあまり
守りすぎない方がいいかもしれない。けれども、小学生は利用能力がそんなに
高いとも思えないので、フィルタリングはしっかりとかけるべきです。また、
個室で勝手に使わせるというよりも、リビングルームなど保護者が雰囲気を見
られる場所で使わせることが必要です。

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Q. ケータイのフィルタリングは、どのように行われているのでしょうか?
-----

フィルタリングについては、無数のサイトをどういう基準で分けるかというの
が難しい問題です。今は単純に、フィルタリング会社が分類しているのに加え
て、一般社団法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(略称EMA)という
2009年にできた第三者機関が評価をしています。双方向のコミュニケーション
が可能なコミュニティサイトについて、一定の運営基準を満たしているところ
にはEMA認定が与えられて、標準的なケータイのフィルタリングから外されま
す。そうなると、EMAの役割は重要ですよね。子どもが使っていいサイトとそう
でないサイトをどういう基準で分けるのかという点については、有識者を交え
た議論の中で指針を決めて、常に見直しをしながら審査を進めています。

小学生のケータイ利用については、携帯電話会社、サイトの運営会社、EMAなど
いろいろなプレーヤー(企業・団体)が関わっていて、それぞれが役割を果た
していくことが、保護策を進める上でとても重要です。


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Q. 今後スマートフォンへの移行が進むなかで、このような状況に変化は生じ
るのでしょうか?
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スマートフォンは、従来型のケータイに比べて、プレーヤーがもっと多いので
状況はより複雑になります。

例えば、AppleのiPhoneやGoogleのAndroidなどは、それぞれがアプリを提供
していますよね。サイトの利用については、今のところ携帯電話会社各社が
フィルタリングをかけていますけど、アプリの利用とサイトの利用は別なので、
携帯電話会社は基本的にアプリには制限をかけられません。つまり、アプリに
ついては、本来、提供元であるAppleとGoogleが対応するしかないのです。

それで現在はどうなっているかというと、年齢によって制限をかけているので、
その制限を厳しくするとFacebookやTwitterなどのコミュニケーションができる
アプリを小学生は使えなくなります。

基本的には、スマートフォンの基本ソフトはアメリカの会社が世界標準で提供
しているため、日本の基準で審査したり、カスタマイズするということがあま
りできません。アプリの審査は今後の検討課題です(インタビュー後の10月16
日、auのスマートフォン向けフィルタリングアプリ「安心アクセス for Android」
の提供開始が発表されました。EMAがアプリの認定を開始したことにより、EMA
のアプリ審査基準を反映してフィルタリングを行うことになっています。参考:
 http://www.kddi.com/corporate/news_release/2012/1016/besshi.html )。

また、無線LANの環境ではフィルタリングが機能しないとか、スマートフォン
には自分だけでなく他人の個人情報や位置情報がたくさん入っているという点
で、危険性は従来型のケータイよりも高いと言えるでしょう。


■       業界による保護策に加えて、必要なのは利用者への教育

-----
Q. フィルタリングやサイト管理など業界による保護策以外に、どのような対
応が必要でしょうか?
-----

本当は、業界による保護策と利用者への教育とがつながらないといけないと思
っています。でも、利用者の教育は絶望的に大変です。特に、教師とか保護者
は、スマートフォンのことを全然知らないですからね。親の世代は、従来型の
ケータイを使っているかもしれないけれど、今のスマートフォンと違ってでき
ることはあまりなかった。今はほぼスマートフォンしか売っていないし、スマ
ートフォンなら何でもできてしまいますから、10年前に比べて段違いにややこ
しいですよ。フィルタリングのことなども、全然常識として浸透していないで
すからね。

困っている教師や保護者向けに【考えよう、ケータイ・スマートフォン】とい
ったプログラムを提供したり、講演をしたり、文書を出したり、講座やったり。
でも、いろいろやっても全然追いついていないという感じです。もう大変です
よ、今年いきなりスマートフォンが普及したので。

-----
Q. 具体的に、保護者が子どものケータイ利用について注意すべきことは何で
しょうか?
-----

子どもを放っておくと危ないですよということは、保護者向けの講演会などで
必ず言います。ケータイを持たせるのならよく話し合って、ケータイを使う
目的は何か、使う上でのルールをどうするかなど、ご家庭ではっきり決めてく
ださいね、と伝えます。子ども部屋などで勝手に使わせない方がいいので、
持たせるなら基本的にリビングルームで使うというようなルールは必要だと
思います。

ケータイの利用時間の問題は大きいですね。保護者の方におすすめしているの
は、終わりの時刻を決めることです。何時以降は使ってはだめと。あとは、
条件をつけるとか。例えば、夜10時以降は使用禁止、夜7時以降はご飯を食べ
てお風呂に入って、宿題をしてからでないと使ってはだめとかね。時間の制限
は工夫した方がいいと思います。

ほかには、ケータイの契約の仕方やフィルタリングの必要性、迷惑メール防止
機能などについて理解することも大切です。最近は、通信料は定額制ですけど、
着うたやゲームサイトでお金を使いすぎてしまうという問題も出てきています
から、クレジットカードの登録はやめましょうねと注意を促しています。


■       必要なのは、企業と学校と保護者のコミュニケーション

-----
Q. 小学生のケータイ利用を守るために、今後どのような取り組みが重要にな
るのでしょうか?
-----

今、企業と保護者と学校はばらばらになっているので、これからはもっとコミ
ュニケーションをしていかないといけないと考えています。国レベルでもそう
した取り組みは始まっていて、文科省や総務省が都道府県レベルで有害情報
対策みたいな会議をつくろうという動きをずっとしています。

例えば、千葉県では【ちば地域コンソーシアム】というものをわたしたちが
つくっています。有識者、学校関係者(PTA、校長先生、生徒指導担当の先生な
ど)、NPO、警察、県庁、携帯電話会社、サイト運営事業者などから人々が集ま
って定期的に会合を開き、情報交換などをします。さらに、その会合を母体に
実行委員会を設けていて、啓発などの取りくみについて相談を受けると人員を
派遣するといった活動もしています。こういうふうに、サイト運営事業者が
もっと教育関係者と顔を合わせて話をする機会が増やせたらいいなと思ってい
ます。

※藤川大祐先生のお話は1時間半にわたるロングインタビューで、Beatingの
紙面だけでは先生の魅力を十分にお伝えしきれませんでした。そこで、インタ
ビューの全容をBEATブログに掲載いたしましたので、宜しければあわせてご覧
ください!

Beating第101号:特別編|藤川大祐先生インタビュー取材ノート
http://blog.beatiii.jp/beating101_note.html

◎特集記事協力◎
伏木田稚子/東京大学 大学院 学際情報学府 博士2年


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おしらせ・BEAT Seminar ────────────────────
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2012年度第3回BEAT公開研究会
「スマートテレビが変える家庭学習」開催!
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BEAT(東京大学情報学環ベネッセ先端教育技術学講座)では、
2012年度第3回 BEAT Seminar「スマートテレビが変える家庭学習」を
12月1日(土)に開催致します。

放送とインターネットを連携させた新たなサービスである「スマートテレビ
(Smart TV)」が、注目されてきています。これまでのテレビは、放送局から
視聴者への一方向的なコンテンツの提供が主流でしたが、スマートテレビの
登場により、ユーザー参加型の利用が加速されると思われます。家庭用の
テレビがインタラクティブになってインターネットにつながることで、家庭で
の学習はどのように変化していくのでしょうか。

今回のBEATセミナーでは、神部恭久氏((株)NHKエンタープライズ・事業本部
企画開発センター・事業開発/エグゼクティブ・プロデューサー)に、スマー
トテレビに対応したコンテンツのあり方についてお話いただきます。また、
堀内浩規氏(KDDI株式会社・メディア・CATV推進本部/メディアプロダクト
技術部長)には、スマートテレビのプラットフォームの概要や今後の展開
についてお話しいただき、スマートテレビが変える家庭学習環境について議論
を深めたいと思います。

日時:2012年12月1日(土)14:00~17:00

場所:東京大学 本郷キャンパス 情報学環・福武ホール(赤門横)
福武ラーニングシアター(B2F)
アクセスマップ>> http://www.beatiii.jp/seminar/seminar-map51.pdf

内容:
14:00-14:10
0. 趣旨説明
山内祐平(東京大学・大学院情報学環/准教授)

14:10-14:50
1.講演1「新しいメディア経験としての『スマートテレビ』(仮)」
神部恭久((株)NHKエンタープライズ・事業本部・企画開発センター・事業開発
/エグゼクティブ・プロデューサー)

14:50-15:30
2.講演2(タイトル未定)
堀内浩規(KDDI株式会社・メディア・CATV推進本部/メディアプロダクト
技術部長)

15:40-16:00
3.参加者によるグループディスカッション

16:00-17:00
4.パネルディスカッション「スマートテレビが変える家庭学習」
司会:
山内祐平
パネリスト:
中谷友紀((株)ベネッセコーポレーション・グローバル教育事業部・事業開発
セクション/課長)
神部恭久
堀内浩規
定員:180名(定員になり次第締切りますので、お早めにお申し込みください)
参加費:無料
懇親会:セミナー終了後1F UT Cafeにて 参加希望者(3,000円)

お申込みはこちら
↓↓↓↓↓↓↓↓
http://www.beatiii.jp/seminar/index.html


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お知らせ UTalk       ──────────────────────
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「人の体で外の世界を体験する ―手をハッキングする技術」のご案内
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UTalkは、様々な領域で活躍している東京大学の研究者をゲストとして招き、
毎月開催するイベントです。カフェならではの雰囲気、空気感を大切にし、
気軽にお茶をする感覚のまま、ゲストとの会話をお楽しみいただける場と
なっています。

「世界中の色々なことを体験したい」「体に楽譜データをインストールする
だけで、華麗に楽器を演奏してしまう」そんな夢が現実になるのは、そう遠く
ない未来かもしれません。11月のUTalkでは、ヒトの手をコンピュータで操作
する技術を開発した玉城絵美さん(総合文化研究科)をお招きします。
手がコンピュータにハッキングされるのは、どんな感覚なのでしょうか?

みなさまのご参加をお待ちしています。

日時:11月10日(土)14:00-15:00

場所:UTCafe BERTHOLLET Rouge(東京大学 情報学環・福武ホール併設)
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access.html

料金:500円(ドリンク付き/要予約)

定員:15名

申し込み方法:UTalkホームページ
 https://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/utalk/
の参加申込フォームに必要事項をご記入の上、お申し込みください。

※申し込みの締め切りは11月2日(金)までとします。
なお、申し込み者多数の場合は抽選とさせていただく場合がございます。
ご了承ください。


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 編 集 後 記 ──────────────────────
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Beating第101号は、お楽しみいただけたでしょうか。

「いまどきのミレニアムキッズ」でお伝えしたように、藤川先生のインタビュ
ーは1時間半を超える内容で、メールマガジンの紙面だけではお伝えしきれず、
BEATのブログにインタビューの全容を掲載させていただきました。メルマガで
はケータイにフォーカスしてお伝えしていますが、ブログではメディアリテラ
シーに関わるお話も取り上げています。
携帯電話がもたらす問題は、小学生よりも中学生の方が深刻で、あまり無茶な
使い方をしない小学生のうちから徐々にならし運転をすることが、実は、問題
解決への近道なのではないかという印象を受けました。インタビューの完全版
は、現場の先生方やご父兄のみなさまに、ぜひ読んでいただきたいと思ってい
ます。

藤川先生のインタビューの全容はこちらからご覧いただけます。
↓↓↓↓↓

「Beating第101号:特別編|藤川大祐先生インタビュー取材ノート」
http://blog.beatiii.jp/beating101_note.html

ご意見・ご感想をお待ちしております。

「Beating」編集担当 高橋 薫 (たかはし かおる) kaorutkh@beatiii.jp

-------次回発行は11月27日の予定です。

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情報を発信しています。Beatingで紹介している情報以外にも多くの情報を
発信していますので、Twitterをご利用のかたはぜひBEAT公式アカウント
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「Beating」編集担当 高橋 薫 kaorutkh@beatiii.jp
(東京大学大学院情報学環ベネッセ先端教育技術学講座 特任助教)

□「BEAT」公式Webサイト http://www.beatiii.jp/?rf=bt_m101

□発行:東京大学大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座「BEAT」
Copyright(c) 2012. Interfaculty Initiative in information Studies,
The University of Tokyo. All Rights Reserved.

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