情報学環・福武ホール10周年記念シンポジウム
不確かな時代に生きる
これから10年を導くキーワード

情報学環・福武ホールは2008年3月に竣工し、来たる2018年3月に10周年を迎えます。福武ホールではこの10年間に様々な活動が行われ、多様な人々の出会いがありました。
このシンポジウムではそれらを振り返るとともに、不確かな時代の羅針盤になるキーワードを、各界の第一人者で議論し、これから10年を見通す言葉を参加者のみなさんと共有したいと考えております。
今まで情報学環・福武ホールに関わりのあったみなさまはもちろんのこと、幅広くご関心のある方々にお集まりいただければ幸いです。

開催概要

主催 東京大学大学院情報学環

2018年3月24日(土)

14:00- 開場
15:00- 開始
18:15- 終了

情報学環・福武ホール
地下2F 福武ラーニングシアター

アクセスはこちら

プログラム内容

第一部

報告
「福武ホールのこれまでの10年」
山内祐平他

特別講演
「安藤忠雄のこれからの10年」
安藤忠雄

第二部

シンポジウム
「これから10年のキーワード」
日比野克彦・林千晶・ドミニクチェン・水越伸
登壇者4名から背景とキーワードの説明

パネルディスカッション

登壇者

photo by 林景澤

安藤忠雄

建築家

1941年大阪生まれ。独学で建築を学び、1969年に安藤忠雄建築研究所を設立。イェール、コロンビア、ハーバード大学の客員教授歴任。97年より東京大学教授、03年より名誉教授。代表作に「光の教会」、「フォートワース現代美術館」、「地中美術館」、「表参道ヒルズ(同潤会青山アパート建替計画)」、「ピューリッツァー美術館」など。日本建築学会賞、プリツカー賞、UIA(国際建築家連合)ゴールドメダル、文化勲章、フランス芸術文化勲章(コマンドゥール)等を受賞。著書に「建築を語る」「連戦連敗」「建築家 安藤忠雄」「仕事をつくる」など。

日比野克彦

東京藝術大学美術学部長・先端芸術表現科教授

1958年岐阜県生まれ。1984年東京藝術大学大学院修了。岐阜県美術館長、日本サッカー協会社会貢献委員会委員長。1982年日本グラフィック展大賞受賞。1995年ベネチアビエンナーレ参加。2015年芸術選奨芸術振興部門文部科学大臣賞受賞。2014年より、人との差異を個性と捉えるアートの価値観を多様性社会実現の基盤とするアートプロジェクト「TURN」を監修。2017年南米各地で展開されたビエンナーレスールに参加。

林千晶

株式会社ロフトワーク代表取締役

ボストン大学大学院ジャーナリズム学科卒。2000年にロフトワークを起業。Webデザイン、ビジネスデザイン、コミュニティデザイン、空間デザインなど、手がけるプロジェクトは年間200件を超える。ロフトワークドットコム、FabCafe、MTRLなどを運営。MITメディアラボ所長補佐、グッドデザイン賞審査委員、経済産業省産業構造審議会製造産業分科会委員も務める。森林再生とものづくりを通じて地域産業創出を目指す官民共同事業体「株式会社飛騨の森でクマは踊る」を設立、代表取締役社長に就任。「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2017」(日経WOMAN)を受賞。

photo by 荻原楽太郎

ドミニク・チェン

早稲田大学文学学術院・准教授

1981年生まれ。フランス国籍。博士(学際情報学)。NPOコモンスフィア(クリエイティブ・コモンズ・ジャパン)理事、株式会社ディヴィデュアル共同創業者。2008年IPA未踏IT人材育成プログラム・スーパークリエイター認定。2016年、2017年度グッドデザイン賞・審査員「技術と情報」「社会基盤の進化」フォーカスイシューディレクター。主な著書に、「電脳のレリギオ:ビッグデータ社会で心をつくる」(NTT出版)等。訳書に「シンギュラリティ:人工知能から超知能まで」(NTT出版)等。

水越伸

東京大学大学院情報学環・教授

1963年生まれ。筑波大学卒業。東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。歴史的、思想的な知見を踏まえつつ、日常世界におけるメディアと人間の関わり方を異化し、組み替えていくような実践的メディア論に取り組む。著書に「メディア論」(放送大学教育振興会、2018年)など。2014年、バイリンガルの独立雑誌「5:Designing Media Ecology」を創刊、17年、グローバル資本主義とは異なる社会を生きるリテラシーを育むため、Platform Cooperativism Japanを始動。

定員に達したため、受付を終了しました。