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Beating 第77号
2010年度Beating特集「@Eduなう!」
第7回:OLN・コミュニケーション能力評価・SNSの教育効果

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東京大学大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座「BEAT」
メールマガジン「Beating」第77号     2010年10月26日発行
現在登録数 2,475名

2010年度Beating特集「@Eduなう!」
第7回:OLN・コミュニケーション能力評価・SNSの教育効果


http://www.beatiii.jp/?rf=bt_m077

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 みなさま、こんにちは! 

 いつもBeatingをご愛読いただき、まことにありがとうございます。
 今号も、情報たっぷりでお送りいたします。秋の夜長のお供に、ゆっくりと
お楽しみくださいね。

 それでは、Beating第77号をお送りします!


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┃★CONTENTS★
┃【特集】2010年度Beating特集「@Eduなう!」
┃第7回:OLN・コミュニケーション能力評価・SNSの教育効果
┃ 
┃■お知らせ・UTalk「天文学者は高い山で何を考える?」のご案内
┃■お知らせ・社会的ネットワーク分析ワークショップ
┃-ソーシャルメディアの教育利用を評価する- のご案内
┃■編集後記
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┏━━┓
┃特集┠───────────────────────────────
┗━━┛ 2010年度Beating特集「@Eduなう!」
第7回:OLN・コミュニケーション能力評価・SNSの教育効果
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■2010/10/18 08:28:02 http://twitter.com/beatiii/status/27682222949
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┃個人的学習環境とLMSのギャップを埋める「Open Learning Networkモデ
┃ル」>Envisioning the Post-LMS Era: The Open Learning Network
┃http://ow.ly/2UStO
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┌──┐
│解説│
└┬─┘
 │この10年間、LMS(学習管理システム)は90%以上の大学で利用され、
 │高等教育に影響を及ぼしてきました。しかし、大規模に利用されている一
 │方で、その柔軟性のなさが批判されてきました。柔軟性、携帯性、適応性、
 │開放性などのニーズからPLE(個人的学習環境)が生まれましたが、安全
 │性と信頼性にいまだ問題があるそうです。この点を考慮した新たな解決法
 │が、OLN (オープンラーニングネットワーク)です。OLNは、安全であ
 │りながらオープン性を保つなど、LMSとPLEのバランスをとって提案され
 │たモデルです。


■2010/10/18 08:18:58 http://twitter.com/beatiii/status/27681504489
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┃オンラインで学生のアップロードした動画にフィードバックを与えて学生の
┃スピーチ、プレゼンテーション技術を向上させるNY市立大学Baruch校の取
┃り組み http://ow.ly/2USmQ http://ow.ly/2USn4
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌──┐
│解説│
└┬─┘
 │NY市立大学Baruch校で利用されているVOCATは、口頭でのコミュニ
 │ケーションをビデオ映像で評価するツールです。学生らは自分のプレゼン
 │テーションやパフォーマンスをオンラインで観、教員からのフィードバッ
 │クを読んだり返信したりすることができます。また、複数の映像や各学生
 │のログが保存されているので、学生らは彼らの進歩を学期を超えて追跡す
 │ることが可能です。VOCATの開発者は、このツールは遠隔教育や外国語
 │教育から、芸術的なパフォーマンスや産業貿易まで適用できる可能性があ
 │ると述べています。


■2010/10/02 01:22:54 http://twitter.com/beatiii/status/26094999712
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┃大学生のSNS利用は他者からの社会的受容および大学文化への適応を促進す
┃ることで学習成果へとつながっていく側面があるという主張
┃>Can learning be virtually boosted? http://ow.ly/2N1GO
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┌──┐
│解説│
└┬─┘
 │本記事は、大学生によるFacebookなどのSNS利用が彼らの学習に及ぼす
 │影響について検討しています。その結果によれば、SNSの利用は、彼らの
 │社会的受容や大学文化への適応に効果的であり、友人からの受容と関係作
 │りを支援するとのことです。さらに、SNSの利用は大学文化への適応と有
 │意な相関があると示されています。社会的受容と大学文化への適応という
 │2つの要素は、ソーシャルラーニングの成果の向上や、全般的な人格の発
 │達や精神的健康などにつながるそうです。SNSは、学生間の相互作用を増
 │やしたり、社会化のための適切な環境を構築したりというような学習活動
 │のデザインに適切なツールだと述べられています。


┃◎特集記事協力◎
┃柴田 アドリアナ/東京大学 大学院 学際情報学府 修士1年
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BEATはTwitterを利用して教育やICTに関する最新情報や、BEATに関する
情報を発信しています。Beatingで紹介している情報以外にも多くの情報を
発信していますので、Twitterをご利用のかたはぜひBEAT公式アカウント
(@beatiii)をフォローしてみてください。
http://www.twitter.com/beatiii
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┃お知らせ│    UTalk     ┠─────────────────────
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UTalk「天文学者は高い山で何を考える?」のご案内
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「UTalk: 天文学者は高い山で何を考える?」

 UTalkは、様々な領域で活躍している東京大学の研究者をゲストとして招き、
毎月開催するイベントです。カフェならではの雰囲気、空気感を大切にし、
気軽にお茶をする感覚のまま、ゲストとの会話をお楽しみいただける場となっ
ています。

 11月は、宇宙初期の銀河形成進化をご専門とされ、現在南米チリの高山に
新たな天文台を建設する、TAOプロジェクトに携わっておられる本原顕太郎
さん(理学部天文学教育研究センター准教授)にお越しいただきます。

 みなさまのご参加をお待ちしています。

■日時: 11月20日(土)午後2:00〜3:00
■場所:UT Cafe BERTHOLLET Rouge
(東京大学 本郷キャン パス 赤門横)
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access.html
■料金:500円(要予約)
■定員:15名
■申し込み方法: (1)お名前(2)ご所属(3)ご連絡先(メール/電話)(4)イベン
トをお知りになったきっかけ、をご記入の上、utalk2010@ylab.jp  まで
ご連絡ください。

※申し込みの締め切りは 11月12日(金)までとします。
なお、申し込み者多数の場合は抽選とさせていただく場合がございます。
ご了承ください。


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┃お知らせ│協賛WS ┠────────────────────
┗━━━━┷━━━━┛社会的ネットワーク分析ワークショップ
-ソーシャルメディアの教育利用を評価する- のご案内
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社会的ネットワーク分析ワークショップ
-ソーシャルメディアの教育利用を評価する-

 社会的ネットワーク分析ワークショップ -ソーシャルメディアの教育利用を
評価する- を開催いたします。

 最近、TwitterやSNSといった利用者のつながりを広げていくソーシャルメ
ディアの利用が注目を浴びています。教育においても授業外の学習支援の1つ
のツールとして利用され始め、ソーシャルメディアの教育利用においては学習
者のつながりがどのように学習活動、ひいては学習成果にむすびついているか
が重要な評価項目の1つとなるでしょう。その評価法の1つとして社会的ネッ
トワーク分析があります。社会的ネットワーク分析は人などのオブジェクトの
つながりをネットワークとして捉え、オブジェクト間の関係性やその強さ、方
向などを可視化することで、関係の特徴を分析する手法です。しかし、教育関
係の研究ではまだ使用され始めたばかりで、研究者の中でも広まっていない状
況にあり、その理解も不十分だと思われます。
 今後、ソーシャルメディアの教育利用やそれに関する研究が注目され、増え
ていく中で、社会的ネットワーク分析は大変有用なツールになるでしょう。

 今回はSNSやTwitterなどのソーシャルメディアを教育利用している研究者
や実践家で、社会的ネットワーク分析に興味がある方・よくわからない方・使
用したことがない方などの初心者を対象に、社会的ネットワーク分析に関する
ワークショップを開催します。ワークショップでは、社会的ネットワーク分析
の使用に関する基本的な知識を学習し、実際の研究事例を紹介します。そして、
今後の教育・学習研究における社会的ネットワーク分析の利用について議論を
行いたいと思います。
 まだ多少、席に余裕がございますので、ご興味がありましたらお気軽にお申
し込み下さい。

■開催日:2010年11月20日(土曜日)
■時間:14時00分から17時00分まで
■場所:東京大学 情報学環・福武ホール 地下2階 福武ラーニングスタジオ
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access.html
■定員:30名(先着)
■対象:社会的ネットワーク分析について「初心者」の方が対象です。
例えば、電子掲示板、SNS、Twitterなどのソーシャルメディアの教育利用を
されていて、分析方法に迷われている方や、社会的ネットワーク分析の名前は
知っている、興味はあるが使ったことがない方など。
■参加費:無料
■プログラム
・14時:趣旨説明
14時10分〜14時50分:講師:林一雅 氏
(東京大学 東京大学教養学部附属教養教育高度化機構)
社会的ネットワーク分析の基本的知識・方法について
・15時〜15時40分:講師:住政二郎 氏(流通科学大学 商学部 講師)
研究事例:アクセス解析とネットワーク分析を利用した外国語教育研究
・15時50分〜16時20分:  グループ議論
・16時20分〜16時50分:  グループ発表
・16時50分〜17時00分:  閉会挨拶:木原俊行
(大阪教育大学・日本教育工学会企画委員会 委員長)
・企画提案者: 山田政寛(金沢大学)・松河秀哉(大阪大学)・住政二郎
(流通科学大学)

■参加申込
参加ご希望の方は
・ お名前
・ ご所属、職位
・ メールアドレス
・ 緊急連絡先
・ 社会的ネットワーク分析をどれほど知っているか
(「かなり知っている」、「ある程度知っている」、「名前は聞いたことが
ある」、「全く知らない」からお選びください)
を山田(masanori-y@el.kanazawa-u.ac.jp)までお送り下さい。
先着順になっておりますので、お申し込みになられた方はご出席の程、宜しく
お願い致します。

■お問い合わせ先
金沢大学 山田政寛
masanori-y@el.kanazawa-u.ac.jp

主催:日本教育工学会企画委員会
共催:外国語教育メディア学会
協賛:東京大学大学院情報学環ベネッセ先端教育技術学講座


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┃│ 編 集 後 記 ┠──────────────────────┤
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 暑くなったり寒くなったり、気候がなかなか安定しませんね。皆様、体調は
いかがでしょうか?
 大学は後期(冬学期)に入り、BEATメンバーも授業や研究に大忙しです。
今年度のBEATセミナーも、残すところあと2回になりました(早い!)。
 セミナーは、皆様とお会いできる貴重な機会です。次回Beatingにて、12月
のセミナーの詳細をお知らせできることを、メンバー一同楽しみにしておりま
す。
 それでは、また次号でお会いいたしましょう!


ご意見・ご感想をお待ちしております。
「Beating」編集担当 椿本 弥生 (つばきもと みお) miotsubaki@beatiii.jp

-------次回発行は11月30日の予定です。
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使用いたします。また、ご本人の同意なく、第三者に提供することはございま
せん。

 「Beating」はお申し込みをいただいた方々に配信しています。無断転載は
ご遠慮いただいておりますので、転載を希望される場合はご連絡下さい。

□登録アドレスの変更、登録解除などは
  http://www.beatiii.jp/beating/?rf=bt_m077b

□ご意見・ご感想は…
「Beating」編集担当 椿本 弥生 miotsubaki@beatiii.jp
(東京大学大学院情報学環ベネッセ先端教育技術学講座 特任助教)

□「BEAT」公式Webサイト http://www.beatiii.jp/?rf=bt_m077c

□発行:東京大学大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座「BEAT」
Copyright(c) 2010. Interfaculty Initiative in information Studies,
The University of Tokyo. All Rights Reserved.
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