Prev

Next

Beating 第47号
2008年度Beating特集「5分で分かる学習フロンティア」スタート!
第1回:言語教育のフロンティア 「人」

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
東京大学大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座「BEAT」
メールマガジン「Beating」第47号     2008年4月28日発行
現在登録者名 1594名

2008年度Beating特集「5分で分かる学習フロンティア」スタート!
第1回:言語教育のフロンティア 「人」

http://www.beatiii.jp/?rf=bt_m047

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

皆さまこんにちは。お元気でお過ごしでしょうか?
新年度が始まり、気分を一新して、新しい年度を迎えた方も多いと思います。
今年度、BEATは情報学環・福武ホールに拠点を移し、ますます精力的に活動して
いきます。Beatingの方も内容をより充実した内容を用意してますので、
お楽しみください。

2008年度Beating特集では、「5分でわかる学習フロンティア」と題しまして、
今後注目される学習領域でご活躍されている先生、研究プロジェクト、理論を
紹介していきます。

それでは、2008年度初Beating第47号のスタートです!

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃★CONTENTS★
┃■1. 特集:2008年度Beating特集「5分で分かる学習フロンティア」
┃ スタート!
┃   第1回:言語教育のフロンティア 「人」:
┃      東京電機大学未来科学部 吉成雄一郎教授 インタビュー
┃      「『ちょっとがんばればできる感』をe-learningで実現する」
┃
┃■2. 【お知らせその1】「2008年度 第1回 BEAT Seminar 」のご案内
┃
┃■3. 【お知らせその2】「2007年度 研究成果報告会」Webサイトのご案内
┃
┃■4. 【お知らせその3】情報学環・福武ホール
┃ オープニング記念シンポジウム
┃       〜世界の一元化に抗して文化に何ができるか〜のご案内
┃
┃■5. 【お知らせその4】 情報学環・福武ホール
┃ Web サイトオープンのご案内
┃
┃■6. 編集後記
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■1. 特集:2007年度Beating特集「5分で分かる学習フロンティア」
第1回:言語教育のフロンティア 「人」:
東京電機大学未来科学部 吉成雄一郎教授 インタビュー
「『ちょっとがんばればできる感』をe-learningで実現する」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■英語のeラーニングってどうなの?
最近、コンピュータ上で学習する英語教材が増えてきています。ところが、
英語のeラーニングってどこか使いにくいと感じたことはありませんか?
その「どこか」を徹底的に探れば、英語教育の未来へのヒントが見えてくるの
ではないか!?そういう考えの下、今回は英語教育で情報技術の活用を積極的に
進めていらっしゃいます、東京電機大学の吉成雄一郎教授に突撃インタビュー
をしてきました。
----------------------------------------------------------------------
■学習者の頭になって考える
Q.英語のeラーニング教材を作る時のポイントって何でしょうか?

吉成先生:どれだけ学習者が学習を継続できるように作られているかがポイント
だと思います。成績が上がるかどうかも、結局はそこにかかっています。

Q.では、継続して学習させるためのコツは何ですか?

吉成先生:継続的に学習させるためのポイントは3つです。
1、その子に合ったレベルの問題を出す
2、受動的な学習スタイルにしない
3、クイックレスポンスを心がける

本でできることをただコンピュータでやって、ページめくり機みたいにしても
あんまり意味ないですね。子どもの習得度に合わせてコンテンツが選ばれて
出てくるようにするってことが必要です。それと、ちょっとでもクリックする
とかそういうアクションを常に起こせる仕組みを作ることです。
----------------------------------------------------------------------
■学習者の頭になって考えたeラーニング
では実際にどのように仕組みを作ればよいのでしょうか?先に吉成先生が
実際に開発されたシステムの紹介をして頂きました。

システムの仕組みを簡単に説明しますと、

1、(例えば1000個の)問題(単語やリスニング)のそれぞれに難易度の
パラメータを付ける。

2、易しいものから順に数十問(例えば30問)を学習用プール
(一時的に学習対象となるデータバンク)に入れて、そこからランダムに出題する。

3、一定数(例えば3回)連続して正答したらその問題をプールから出し、
代わりに難易度が一つ高い問題(31番目の問題)を加える。

4、そのプールから1問出せたら1点と考え、1000点取れた頃には1000個の
単語やリスニングが頭に入っているとみなす。

という一種のスパイラル学習です。では、どういった考えでこのシステムを
作られたのか、聞いてみましょう。

Q.問題の難易度はどう決めているのですか?

吉成先生:生徒に初めて解かせた時、各問題が合ったか間違ったかをデータとして
残します。これを何千人と繰り返していくうちに、各問題の正答率が出てくるので、
そのうち正答率が高いものは易しいと定義し、低いものは難しいと定義しています。

Q.では、学習用プールを数十問とアバウトにしている意図は何ですか?

吉成先生:最初は30問でやっていたのだけれども、これだとつまんない、
やりがいがないっていう生徒がいたんですよね。逆に30問じゃきつすぎるって人もいる。
だから、各学習者が解いた数十問前までの平均正答率が、例えば60%になるように
ダイナミックに各学習者の学習用プールの大きさを変えようと思ったんです。
すると、能力の高い人は50問くらいになるし、低い人はもっと小さくなると
いうことが起きました。

Q.学習の負荷も学習者に合わせるんですね。でもなぜ平均正答率は60%なのですか?

吉成先生:今はまだ平均正答率60%で固定していますが、これも各学習者の
快適度合いに応じて変えていきたいと思っています。ちなみに、快適度合いは
学習時間を指標にしています。快適に学習している時って長い時間勉強するん
じゃないかと思っているんです。勉強を打ち切らないといけない要因がなければ
勉強時間が快適度合いを表しているのだと考えています。

Q.なるほど。では、実際にやった学習者は継続的にできたのでしょうか?

吉成先生:結構シンプルなのですぐに飽きられるかと思っていたんですが、
1000点取っちゃうような学生も出てくるんですよ。学生自身、驚いていました。
後、ディクテーションのバージョンもあるんですけど、解答後に正解か間違いかを
教えるんじゃなくて、正解に導くプロセスを教える自動添削システムを入れたんですね。
普通、間違ったら嫌な気持ちで終わりますけど、これだと2回3回ってやっていく
うちにだんだん指摘が減ってきて、最後は当然マルになるってことで、成功体験が
できて次にいけるんですよね。途中で終わると気持ち悪いから、知らず知らずのうちに
何回も英文を聞くようにもなるんです。

Q.その人に必要な学習をピンポイントで提供出来ているのが鍵なんですね。
では、このシステムの評価はどうしているのですか?

吉成先生:今はTOEICで点数を測っています。このシステムで1000点以上取った人は、
TOEICの点数が従来の点数より20点以上、統計的にみて上がっているということが
わかりました。後、学校外ですけどログが取れているから、直接学習時間を測りました。
ただ、キーボードやマウスがクリックされてから次にクリックされる時間が、
例えば5分以上かかったらその時間は勉強していないと判断します。それ以外だったら
全部足していって学習時間にするという仕組みにしました。この評価で学習時間を
測っても、講義時間以上の実質学習時間が確保できていました。
----------------------------------------------------------------------
■英語学習のフロンティア
Q.今現在、注目されている英語学習は何ですか?

吉成先生:いくつかありますが、発音を評価してスコアを付けてくれる”Edu Speak”
という音声認識の開発キットですね。英語教育への応用として、中学生や小学生に
とって一つのハードルになっているキーボード入力を、音声で置き換えさせるって
いう方法を考えられます。そうすることでキーボード入力のハードルが下がるだけ
じゃなくて、喋る活動も入れられます。

Q.音声認識が導入されると、英語教育全体にどんなインパクトがあると思われますか?

吉成先生:今までは、教室でネイティブの発音を聞き、それになるべく近い音を
出したり、テープレコーダを使って自分の発音をモデルの発音と比べるという、
「音」のみによる発音練習が主流でした。ここで音声認識技術が入ると、学習者の
発音がコンピュータで認識可能か否か、あるいはその落差を「数値化」することで
客観的に評価することができますね。また、音声分析技術で学習者の発音の周波数を
ビジュアル化できれば、学習者は自分の音を「視覚」的に確認できます。
つかみにくい音像の違いを映像の助けを得ることで、より正確にネイティブの発音に
近づけることが可能になると期待されます。

Q.最後に、これからの英語教育とeラーニングの関係について教えていただけます
でしょうか?

吉成先生:現在はコンピュータやネットワークのおかげで、今までの英語教育の前提を
必ずしも前提にしなくてもよいという状況になっていると思います。せっかく技術を
使うなら、ビデオで撮ってアーカイブにして見せるとかではなく、今まで出来なかった
形で言語教育を提供できるようにすることが大切だと思います。

----------------------------------------------------------------------
吉成先生、本日はインタビューに付き合っていただき、ありがとうございました。
常に学習者の視点に立つ。吉成先生の場合、システムの設計でも、勉強のさせ方でも、
評価の仕方でも、具体的にそれを実行されており、本当に感服しました。
実践する際の細かいアドバイスやちょっとしたコツは、これからのeラーニングに大きな
示唆を与えてくれると思います。また、テクノロジーの導入による言語教育のパラダイム
シフトも大変興味深いお話でした。先生のこれからの益々のご活躍を心よりお祈りして
おります。最後に、先生からみなさまへ、参考文献を挙げていただいたので、興味のある
方は是非お読みになって下さい。

Horton, William. (2006). E-Learning by Design, Pfeiffer.

Ma,Zongmin.(2005).Web-based Intelligent E-learning Systems:
Technologies and Applications. Information Science Publishing.

Pierre,Samuel. (2006). E-Learning Networked Environments
and Architectures: A Knowledge Processing Perspective, Springer.

『音声知覚の基礎』ジャック ライアルズ (著), Jack Ryalls (原著),
今富 摂子 (翻訳), 菅原 勉 (翻訳), 荒井 隆行 (翻訳) 海文堂出版.2003年


■今年度特集の御案内

この3年間、学習理論、学習プロジェクト、教材評価を特集で組んできました。
それはどの分野でも共通するコアエッセンスが詰まっていたものでした。
しかし、領域固有の問題や理論も数多くありますし、情報通信技術が導入されて
間もない分野では、情報通信技術が導入されることで、先行理論との関係性を見出す
こと、新しい理論が生まれ出てくることや情報通信技術なしでは測ることができなか
ったことがわかってきたことも数多くあります。

今年度のBeatingでは、情報通信技術が導入されて間もない教科や領域に注目し、
その教科や領域で、理論やプロジェクトを紹介していきます。
題して「5分で分かる学習フロンティア」です。

今年度取り上げる予定の教科・領域は言語教育、幼児教育、社会科教育、
高等教育です。各教科・領域を、研究において注目されている研究者、プロジェクト、
理論を紹介していきます。今年度の特集予定はこのようになっています。

4月末 第1回目 言語教育のフロンティア「人」
〜東京電機大学 吉成雄一郎教授に聞く〜

5月末 第2回目 言語教育のフロンティア「プロジェクト」
6月末 第3回目 言語教育のフロンティア「理論」
7月末 第4回目 幼児教育のフロンティア「人」
8月末 第5回目 幼児教育のフロンティア「プロジェクト」
9月末 第6回目 幼児教育のフロンティア「理論」

これ以降は予定となっています。

10月末 第7回目 社会科教育のフロンティア「人」
11月末 第8回目 社会科教育のフロンティア「プロジェクト」
12月末 第9回目 社会科教育のフロンティア「理論」
2009年1月末 第10回目 高等教育のフロンティア「人」
2009年2月末 第11回目 高等教育のフロンティア「プロジェクト」
2009年3月末 第12回目 高等教育のフロンティア「理論」

----------------------------------------------------------
(特集記事協力:
池尻良平/東京大学 大学院 学際情報学府 修士1年
山田政寛/東京大学 大学院 情報学環 特任助教
------------------------------------------------------------
次号からの「5分で分かる学習フロンティア」どうぞお楽しみに!
ご意見・ご感想もお待ちしております。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■2. 【お知らせその1】「2008年度 第1回 BEAT Seminar 」のご案内

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2008年度 第1回 BEAT Seminar の開催日時と場所が決定いたしました。


【2008年度 第1回 BEAT Seminar 概要】
■日時:
2008年6月7日(土) 午後2時より午後5時まで

■場所
東京大学 情報学環・福武ホール 福武ラーニングシアター
(情報学環・福武ホール 地下2階)

■定員
180名(参加費無料)

■参加方法
参加費は無料です。
BEAT Webサイト
http://www.beatiii.jp/seminar/?rf=bt_m047
にて、ご登録をお願いいたします。


プログラムの詳細は、追ってお知らせする予定です。今しばらくお待ち下さい。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■3. 【お知らせその2】「2007年度 研究成果報告会」Webサイトのご案内

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
BEATは、先月3月をもって、第2期1年目の2007年度を無事終了することができました。
2007年度と共にこの第2期1年目を振り返った3月のBEAT公開研究会を先月に竣工を
迎えました情報学環・福武ホールで開催致しました。200名を越える、たくさんの方々
がご参加下さいました。ありがとうございました。

その内容を BEAT Webサイトに本日公開いたしました。当日出席出来なかった方、
内容を振り返りたい方など、どうぞご覧下さい。

2007年度第4回:「BEAT 2007年度研究成果報告会」2008年3月29日(土)
http://www.beatiii.jp/seminar/033.html?rf=bt_m047

今年度もさまざまなかたちで、進捗状況や成果の報告をしていきますので、
どうぞご期待下さい。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■4. 【お知らせその3】情報学環・福武ホール
オープニング記念シンポジウム
〜世界の一元化に抗して文化に何ができるか〜のご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【情報学環・福武ホール オープニング記念シンポジウム】
〜世界の一元化に抗して文化に何ができるか〜
東京大学 大学院 情報学環では、情報学環・福武ホールの竣工を記念して、
シンポジウム「世界の一元化に抗して文化に何ができるか」を開催いたします。
みなさまのご参加をお待ちしております。

主催:東京大学大学院情報学環・学際情報学府
助成:財団法人福武学術文化振興財団
協力:(株)サイマル・インターナショナル
定員:180名(要予約)
日程:2008年 5 月10 日 (土) 10:00-18:00
会場:東京大学大学院情報学環・福武ホール

アクセス方法は、以下のURLをご参照ください。
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access.html

プログラム:
[10:00 - 12:30]
第1部 事例報告「世界の一元化に抗して文化に何ができるか〜それぞれの現場から」
報告 1: キドラット・タヒミック (アーティスト/フィリピン )
報告 2: アレキサンドロス・プシフゥーリス (アーティスト/ギリシャ )
報告 3: ウォン・イル (ミュージシャン/韓国 )
報告 4: 藤幡正樹(アーティスト/東京芸術大学大学院映像研究科長/日本)
報告 5: 北川フラム(地中美術館総合ディレクター
/越後妻有アートトリエンナーレ総合ディレクター )
[14:00 - 14:30]
第2部 各界専門家によるコメント
筑紫哲也(ジャーナリスト)
西垣 通(東京大学情報学環教授)
鷲田清一(哲学/大阪大学総長 )

[14:30-16:30]
第3部 パネル・ディスカッション
パネリスト: 第1部および第2部出演者
コーディネーター: 吉見俊哉 (東京大学大学院情報学環長 )

[16:30-17:00]
パフォーマンス
PURI (韓国)
1993年の結成以来、韓国の伝統音楽とリズムを創作の「根」にすえながら、常に新しい
音楽の可能性を追求し続けているバンド。 微妙なズレを伴う変幻自在で強烈なリズムに
ギター、シンセサイザーのメロディと歌が絡み合う、独特の音楽スタイルをもつ。
4人のメンバー全員が韓国トップクラスのミュージシャンで、グループとしてもソロとして
も、世界各国で幅広い演奏活動を行っている。 http:/www.yougey.com/

[17:00-18:00] 懇親会
参加費:3,000円(同時通訳、昼食代込み)
申し込み:情報学環・福武ホールオープニング記念シンポジウム事務局
Tel: 03-5841-0328│Fax: 03-5841-0322│E-mail: fos2008@ylab.jp
(お名前/ご所属/連絡先を明記の上、メールまたはファクスでお申し込みください。)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■5. 【お知らせその4】情報学環・福武ホール Web サイトオープンのご案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
先月3月26日に情報学環・福武ホールが竣工を迎え、今月1日から通常利用が
可能となりました。それを受けまして、情報学環・福武ホールのWEBサイトが
公開されました。

http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/

本サイトでは情報学環・福武ホールの写真を交えながら、施設の紹介、
イベントの紹介など行っておりますので、一度、ご覧になってください。
イベントの更新もありますので、こまめにチェックしてみてください。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■6. 編集後記

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今年度初号Beating第47号はいかがでしたでしょうか。

第2期BEAT、2008年度も引き続きBeatingをよろしくお願いいたします。
新年度を迎えて、新たな職場、新たな研究室、進学など、環境が大きく変わられた方も
多いと思います。BEATも研究拠点が情報学環・福武ホールに移り、環境が変わりました。

コンクリートとガラスが繰り出す光と影の建築ということで、朝から昼過ぎに掛けて、
本当に美しいコントラストを見ることができます。朝、地下2階から見える光はガラスに
カーテンがひかれたように見えて、美しいです。この芸術を見ようと数多くの方が
見学されてます。建築の雑誌にも掲載されるそうです。私たちスタッフですが、
1階のスタッフ室で勤務しております。全面ガラス張りで、さらに考える壁という
ホールの前に大きく立ちふさがる壁があるのですが、その壁に作られた長方形の隙間
から、スタッフ室が丸見えなのです。ふと、外を見てみると、通りがかった人と目が
合うこともあるので、恥ずかしいですね。しかし、この「見られる」ことで、
「学生だけではなく、スタッフも頑張れよ」という言葉の代わりだと思って、日々、
地道に、着実に、研究に、業務に邁進して参ります。

地下には通常の講義から手足、体を使って学習するワークショップにも対応した
福武ラーニングスタジオやインタラクティブな講演を実現できる福武ラーニングシアター
があります。情報学環・福武ホールでイベントがあるときは、ぜひご参加ください。

これからのBEATでは「学習者の学習文脈にあった学習環境」の構築を目指した活動が
目標になりました。スタッフ一同、がんばって参りたいと思います。

皆さまもBeatingと共にBEATのご支援のほどよろしくお願いいたします。


「Beating」編集担当
山田 政寛(やまだ まさのり)


-------次回発行は5月第4週頃の予定です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ご登録先は、ベネッセ先端教育技術学講座になります。ご登録にあたって、
お知らせいただいたお名前・メールアドレスなどの個人情報は、ベネッセ先
端教育技術学講座にて、「Beating」からのお知らせのためだけに使用いた
します。また、ご本人の同意なく、第三者に提供することはございません。

「Beating」はお申し込みをいただいた方々に配信しています。
無断転載をご遠慮いただいておりますので、転載を希望される場合はご連絡
下さい。

□登録アドレスの変更、登録解除などはコチラ
http://www.beatiii.jp/beating/?rf=bt_m047b

□ご意見ご感想はコチラ
「Beating」編集担当
山田 政寛
(東京大学大学院情報学環ベネッセ先端教育技術学講座 特任助教)
yamada@beatiii.jp

□「BEAT」公式Webサイト
http://www.beatiii.jp/?rf=bt_m047c

□発行
東京大学大学院 情報学環 ベネッセ先端教育技術学講座「BEAT」

Copyright(c) 2008. Interfaculty Initiative in information Studies,
The University of Tokyo. All Rights Reserved.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Prev

Next

PAGE TOP